10月19日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

前回のクラスでは、壁を使ったワークや壁際の攻防を練習しましたが、
今回はグラウンドの動きグラウンドの攻防を中心に練習しました。

グラウンドの攻防の際、まずは何を注意する必要があるかというと、
床に落ちた状態で、スタンドの相手から蹴りを食らったり、
マウント状態からパンチを食らったり・・という状況は相当危ないと思うわけです。

より危ない状況としては、グラウンドでナイフ攻撃を食らうような場合も考えられます。
ただ、現実的に街中のトラブルの際に起こりえる状況としては、
グラウンドでパンチやキックを食らうような場合が多いでしょうから、
今回のクラスでは、『グラウンドでの打撃対策』を主なテーマとして設定しました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景①】 相手のストライクを当たらないようにかわしてカウンターを返すワーク。

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景①】
相手のストライクを当たらないようにかわしてカウンターを返すワーク。

 

 

 

 

 

 

スタンド~中腰~膝立ち~グラウンドと身体の位置を下げていきながら、どの位置でも変わらない感覚でカウンターが打てるように練習しました。

スタンド~中腰~膝立ち~グラウンドと身体の位置を下げていきながら、どの位置でも変わらない感覚でカウンターが打てるように練習しました。

 

 

 

 

 

 

 とはいっても、グラウンドでストライクのみのカウンターはなかなか難しいですから、グラウンドではキックを使っても可としました。

とはいっても、グラウンドでストライクのみのカウンターはなかなか難しいですから、グラウンドではキックを使っても可としました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景②】 今回のクラスで養ったグラウンドの様々な動きを活用したリアルシャドー。

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景②】
今回のクラスで養ったグラウンドの様々な動きを活用したリアルシャドー。

 

 

 

 

 

 

グラウンドで、突然のキックや踏みつけ、パンチを食らう場合をリアルに想定しながら、滑らかに動いてかわし、カウンターを返すなどイメージして動きます。

グラウンドで、突然のキックや踏みつけ、パンチを食らう場合をリアルに想定しながら、滑らかに動いてかわし、カウンターを返すなどイメージして動きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景③】 スタンドvsグラウンドの攻防のワーク。スタンドの攻め手は突然のキックや踏みつけ、パンチなどでグラウンドの受け手を攻撃します。

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景③】
スタンドvsグラウンドの攻防のワーク。スタンドの攻め手は突然のキックや踏みつけ、パンチなどでグラウンドの受け手を攻撃します。

 

 

 

 

 

 

 

受け手はかわし続け、チャンスがあれば、プッシュやストライクを返します。キックでも可です。

受け手はかわし続け、チャンスがあれば、プッシュやストライクを返します。キックでも可です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景④】 クラス最後のフリーワーク。スタンド~グラウンドと身体の高さを変えながら行うプッシュ・ストライク中心のスパーを行いました。

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景④】
クラス最後のフリーワーク。

 

 

 

 

 

 

スタンド~グラウンドと身体の高さを変えながら行うプッシュ・ストライク中心のスパーを行いました。まずは自分とYさんの対戦。

 

 

 

 

 

 

 

お互いに立ったり、床に転がることで、攻防の展開が目まぐるしく変わります。

お互いに立ったり、床に転がることで、攻防の展開が目まぐるしく変わります。

 

 

 

 

 

 

なかなかスリル感があって、面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 続いて、Yさんと、システマ東埼玉のTさんの対戦。

【10/19(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】
続いて、Yさんと、システマ東埼玉のTさんの対戦。

 

 

 

 

 

 

グラウンドも有りのスパーは結構疲れますが、緊張感があって楽しいですね。

グラウンドも有りのスパーは結構疲れますが、緊張感があって楽しいですね。

 

 

 

 

 

 

グラウンドで居着いてしまうと、すぐにやられてしまいますから、キープムービングの感覚が養えます。

グラウンドで居着いてしまうと、すぐにやられてしまいますから、キープムービングの感覚が養えます。

 

 

 

 

 

 

また、グラウンドでも自由に動ける感覚があると、空間を立体的に使えますから、様々な動きの可能性が広がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
このクラスではおおよそ、このような内容でやってみました。

具体的には、まずは準備運動として、
座禅転がりや、床に寝ての部分始動の動きなど、
普段からよくやっている基本メニューをこなしました。
今回は特に、グラウンドワークに活用しやすいように、
アレンジを加えた形で行いました。

そして、スタンドの攻め手が繰り出す
リアルスピードのパンチやキックをグラウンドでかわせるように
クラスの終盤までには仕上げていきたい、という狙いで、
様々なグラウンドの動きのメニューをこなしました。

個々のメニューは、自分が自宅でのグラウンドワークの自主練で
よく行っているものでしたから、自分としては特に目新しい内容ではありません。

ただ、今回のクラスに参加したシステマ東埼玉のTさんや、
久しぶりに登場のYさんにとっては、
あまり馴染みがないメニューだったようです。

普段はあまりグラウンドワークの練習をしない人にとっては、
新鮮な内容だったんじゃないでしょうか。

 

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前回のクラスについては、
「壁ワークの効用」というタイトルで感想を書きましたが、
今回練習したようなグラウンドワークも、
非常にトレーニング効果が大きいと思います。

普段の生活では、床や地面に落ちて動くことはまずありませんから、
スタンドの動きに比べれば、グラウンドワークの習熟度は極めて低い人が多いわけです。
その分、少しでも練習しておけば、伸びしろは非常に大きいですし、
グラウンドワークに慣れている人とそうでない人では、相当な差が開く分野でもあります。

また、先にも述べたように、
グラウンドに落ちた状態でスタンドの敵から攻撃される状況は、
非常に危険ですから、実戦のあらゆる状況を想定すると、
グラウンドで自由に動ける心身を養っておく準備は必要だと考えます。

だから、自分は長い間、グラウンドの動きの練習を欠かさずに行っています。
オシャレで高度な動きや繊細な感覚の練習はサボることもありますが、
基礎的なグラウンドワークだけは、週に1度は習慣としてこなすように心掛けています。

そのような練習の成果としては、
負荷が高いグラウンドでも自由に動く感覚を養うことで、
スタンドではよりリラックスして快適に動ける自信がつきました。
また、危険な状況でも、サバイブできる確率がかなり上がったように思います。

グラウンドで滑らかに動けるようになれば
システマの実力が格段に向上しますし、
様々な動きの可能性が広がりますから、
今後のクラスでも引き続き、
グラウンドワークを練り込んでいきたいと思います。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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