8/19（土）に行った通常クラスの感想です。
今回は８月の「グラウンド強化月間」の最後のクラスということで、
グラウンドでのストライクはもちろん、
キックやナイフも含めた「何でも有り」をテーマに練習してみました。
グラウンドワークにプッシュや拳でのストライクが加わるだけで、
緊迫感も増し、動きも変わってきますが、
より危険なキックやナイフも加われば、なおさら攻防の様相が大きく変化します。
グラウンドでの動きはスタンドより負荷が増しますし、
そこで危険な状況になったとしたら、
まずは「リラックスして自由に動けること」が最も重要だと思います。
そこで、今回はクラスの最後の方でこそ、少しインターナルワークの要素を加えましたが、
基本的にはずっと、「重心移動で動くこと」
「重みを活かして相手にアプローチすること」を意識してもらいました。
それではご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
【8/19（土）システマ南埼玉の練習風景①】 動きの究極ワークを、バキ的なリアルシャドーをしながらやってもらう中で、自分も乱入して、キックもナイフも何でも有りの突然の攻撃を加えてみました。
瞬間的な脱力や、呼吸によるターボ効果も活用しつつ、危険な状況でも滑らかに動いてエスケープすることを目指しました。
【8/19（土）システマ南埼玉の練習風景②】 これは、２月のクワン・リー師のセミナーで教わったワーク。
目標から視線を切らずにグラウンドで動き続けます。
途中から自分も攻撃役として乱入しましたが、グラウンドでナイフ攻撃を食らってみると、相手から視線を切らずに動くことの重要性が分かると思います。
【8/19（土）システマ南埼玉の練習風景③】 グラウンドで多人数を相手にストライクするというワーク。
「重みを流し込む」感覚でストライクできるようになると、体の動きもストライクも何でも同じ意識でできますから、非常に快適に様々な状況に対処できると思います。
【8/19（土）システマ南埼玉の練習風景④】 ナイフも含めた様々な攻撃に対し、自由に動いて対処するというワーク。 なかなか激しく良い感じで攻防できていたように思います。
【8/19（土）システマ南埼玉の練習風景⑤】 最後は、インターナル要素を少し加えて、体に呼吸を通して内圧がある状態で、ナイフも含めた様々な攻撃に対処する、というフリーワークを行いました。体に呼吸を通した状態だと、動きのパワーが格段に上がりますから、攻撃への対処がグッと楽になります。
といっても、何でも有りですから、油断はできません。ナイフばかりに気を取られていると、キックなども飛んできます。
途中から、ナイフは置いて、素手での何でも有りスパーにしてみました。
スタンドvsグラウンドの場合、いわゆる猪木vsアリ状態で膠着しがちです。
なので、桜庭vsホイス戦を意識して、跳んでみたりもしました。もちろん、足を踏み落としたりはしていませんが。こうなると、ほとんどプロレスごっこのノリで、楽しかったです。
・・・以上のワークを通じて、
重みを活かして動き、相手にアプローチする感覚を養いました。
このような感覚は、システマではあまりにも基本的なことですが、
危険な状況になればなるほど、「重心移動力」などの基礎力が大事になると思います。
また、重みを活かして動く感覚が身につけば、
体捌きも、ストライクも、テイクダウンも、
それこそ全ての動きが同じ意識でやれますから、非常に便利です。
そのような背景もあり、システマ南埼玉では毎回、
座禅転がりなどの基礎ワークをしつこく練習しています。
例えば、座禅転がりで３０秒～１分かけた起き上がりができたり、
自由自在に速さをコントロールできるだけの重心移動力が身につけば、
システマの実力が格段に向上するはずだし、インターナルワークなどの効果も大幅に増すでしょう。
だから、システマ南埼玉では、パッと見にオシャレで、達人ぽい感覚が味わえるワークよりも、
地味な座禅転がりなどの基礎ワークの方をより重視しています。
８月を通して「グラウンド強化月間」を続けてみて、
やはり基本が最も大事だな・・と痛感しましたから、
９月以降もシステマの基礎力を練っていく方向で練習していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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◆システマ南埼玉◆
月曜（夜練） 22：30～24：00
木曜（夜練） 22：30～24：00
土曜（通常クラス） 9：30～12：00
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