3月18日(土)に行ったクラスの感想を

練習の記録として書いておこうと思う。 

クラスの内容としては、前週のザイコフスキー師の東京セミナー
教わった「インターナルフォーム」をみっちりと練習した。

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今回のクラスには常連メンバーに加え、南埼玉の最初期メンバーのNさんが久しぶりに参加してくれました。懐かしい!

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、今回のクラスには、システマ南埼玉の発足当初のメンバーで、
今は山形に移住しているNさんが、出張ついでに参加してくれた。

南埼玉が発足して1年ほどの間は、参加者が全然集まらず、
Nさんとのマンツーマンの練習になることがほとんどだった。懐かしい!

Nさんは久しぶりのシステマの練習で、
いきなり最先端のインターナルワークをやったので戸惑ったかもしれないが、
楽しんでもらえたようで良かった。
山形でも人を集めて、ぜひシステマを続けてほしいと思う。

 

それでは、ご参考までに、今回のクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介したい。

 

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【3/18(土)システマ南埼玉の練習風景①】 インターナルフォームがリードして体が動くという感覚で走るワーク。 インターナルフォームと体が一致していれば、滑らかに走り出したり、ピタッと止まれます。また、動きに乗って、快適に走れます。 最初は皆さん、戸惑っていましたが、後半になるとインターナルフォームを意識して動く感覚が分かってきたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【3/18(土)システマ南埼玉の練習風景②】 インターナルフォーム先行で動いて行う連続ローリング。 体が先行すると動きの切れ目ができてしまいますが、インターナルフォームで動くと滑らかに連続して回転できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【3/18(土)システマ南埼玉の練習風景③】 相手に向かってローリングして起き上がりストライクするというワーク。 後半は勢いがなくなり、空っぽの動きになりがちですが、尻上がりに勢いを上げていくことを目指します。

 

 

 

 

 

 

 

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インターナルフォームを先行させる際、回転させると勢いが止まりがちなので、インターナルフォームを相手に向かって前に送り出す感覚でやるとうまくいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【3/18(土)システマ南埼玉の練習風景④】 スクワットしながら、迫ってくる相手にプッシュやストライクで対処するワーク。

 

 

 

 

 

 

 

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これまでのワークとやることは同じです。インターナルなステイトを上下しながら、相手が迫ってきたら、ステイトを前に出す、ということです。 スクワットとプッシュを別々の2つの動きとしてやるのではなく、1つの動きとしてやるのが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【3/18(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 3対1で、1人に対して迫ってくるのを動いてかわす、というワーク。 システマでは昔からおなじみのごく基本的なワークですが、インターナルフォームと一緒に動き続けることを意識して行ったので、以前とは少々違った感覚があったと思います。 このように、今までのあらゆるワークをインターナルフォームを意識して行うと、様々な発見がありそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【3/18(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】 3対1で、迫ってホールドしてくる相手にストライクなどで対処するワーク。 このワークは雑に激しくやると意味がないので、クオリティ重視でゆっくり丁寧に行いました。 相手に近づかれても、インターナルフォームを縮めず、独立した状態を保つのが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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また、ただ手を動かすのではなく、インターナルフォームが入った充実した手で働きかけないと、相手にすぐつかまってしまいます。 インターナルフォームが入った手でプッシュやストライクすると、ごく軽いタッチでも相手を大きく崩せます。 インターナルフォームが入ると、単純なパワーやスピードとは違う種類の影響力を及ぼせることが感じられたら良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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※【参考動画】
対複数のワークについては、ザイコフスキー師のお手本を見るといいと思います。
ごく軽くフワッとプッシュやストライクしているように見えますが、
相手のインターナルフォームにしっかり届いているので、大きく相手を崩しています。

https://www.facebook.com/197174687336/videos/10154396474677337/

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クラス終了後のサークルアップで感想を聞くと、
「インターナルフォーム」として練習するのが初めてのメンバーの中で、
今までやってきた繊細な重心移動やコネクトなどの練習との
違いがよく分からない、という人がいた。

それも、当然といえば当然ではある。
システマ南埼玉では、過去にザイコフスキー師の動きから影響を受けて、
その優れた要素を修得するためのメニューを練習にたくさん取り入れてきた。

だから、ザイコフスキー師が今回、新たに提示した
「インターナルフォーム」という概念・感覚も、
南埼玉で過去にさんざん練習してきた内容と親和性が高いのは自然なことだろう。

そもそも、インターナルフォームといっても、
あくまで過去の練習の延長線上であって、
システマの基本は昔も今も、そう変わらないのだと思う。

先日のセミナーで自分がザイコフスキー師と組んだ時の感覚も、
過去に手合わせした時の印象とほぼ共通していて、
純粋にレベルやクオリティがだいぶ上がった感じだった。
昔から、ザイコフスキー師はインターナルフォームの感覚で動いていたのだろう。

また、今回のクラスの感想としては、
インターナルワークの意味がよく分かったとか、
今までで一番分かりやすかったという声もあった。

ザイコフスキー師のような達人でない自分が伝えても、
これだけ評価されるということは、
先日のセミナーの内容はそれだけ素晴らしかったのだと思う。

これを機会に、インターナルワークは難しいとか、
分かりづらいとか、実戦で使えるの?・・・などの思い込みはなくしていただいて、
積極的にインターナルに取り組んでほしいと思った。
システマをやっていてインターナルをやらないのはもったいなさすぎる。

とはいえ、もちろんエクスターナルも大事だから、
肉体的なトレーニングも怠らないでほしい。

ロシア武術・システマの、非常に幅広く奥深い世界を
丸ごと全部、楽しんでいただければと思う。