7月7日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。

(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

今回のクラスは、自分のほか、常連のSさんMさんと、
新人のK島君、体験参加のK田君の5名で実施しました。
ベテランも経験が浅い人もいて、バランスが良い構成だったといえます。

K島君K田君は2人とも大学4年ということで、
40代の自分の息子くらいの年代といってもおかしくありません。
すっかり中年オヤジになった自分としては、若いっていいなと羨ましく思いました。

今回のテーマはテイクダウン。体験参加のK田君もいたので、
まずはローリングなどの受け身から丁寧に教えた上で、
テイクダウンの基本から応用まで練習していきました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

E2B65D5C-1625-4DB5-A5A3-A143158375A3

【7/7(土)システマ南埼玉の練習風景①】 いわゆる「第1のワーク」を久しぶりにやってみました。

 

 

 

 

 

17D6667E-FE0F-4EA3-AD9C-8A06BD7F3892

自分と相手の状態を繊細に感じ、相手を崩せる方向を意識した上で動きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C7DE0D9C-6D49-4832-9B61-F4A7314687D3

【7/7(土)システマ南埼玉の練習風景②】 続いて、「第2のワーク」も行いました。

 

 

 

 

 

5750DF46-C5BA-4995-82B1-35307C4570CD

相手と離れてやるだけで、基本的には「第1のワーク」と同じ感覚で崩せると思います。

 

 

 

 

 

 

A054FE98-71A0-4337-B4D3-2F146424AF16

相手に組み付かれてしまったら、「第1のワーク」に移行すればよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EDD36CF9-AD87-4447-A7C0-F3AE4EC75BDD

【7/7(土)システマ南埼玉の練習風景③】 「第1のワーク」「第2のワーク」の感覚を活かしてテイクダウンするというワーク。

 

 

 

 

 

 

B9E21119-B74C-4318-8103-555C51BBBC82

自分からアプローチする場合、相手にホールドされた場合など、様々な状況設定で練習しました。

 

 

 

 

 

7C51AB4C-B1B8-42BF-9BB8-95199B9A8F08

テイクダウンのテクニックを考えて使いこなすというよりは、体が感じるままに動けばテイクダウンになる、という状態を目指しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3EFD23EF-FBE4-4F87-8F53-6A8265C0EBED

【7/7(土)システマ南埼玉の練習風景④】 クラス終盤のレスリングのスパーにつなげるための準備としてのワーク。

 

 

 

 

 

 

416F559F-A505-4A25-B069-920787569B60

ホールドしにくる相手をテイクダウンするフリーワークを、1回ごとに攻守をスイッチしながら練習しました。

 

 

 

 

 

 

42F319B3-40D4-4DA9-86B1-EA4DCF67C96B

膠着してもそこであきらめずに、何とか状況を変えて、キッチリとテイクダウンするまで行う、という方針で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B7AB36BE-F57D-4BA1-8C8D-169B70EF76EE

【7/7(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 クラス最後のレスリングのスパー。

 

 

 

 

 

 

CE12A9E9-DB70-4C52-A004-F1D4F45C45C0

まずは、ベテラン組と新人組に分かれて行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A746445B-84D5-4B9A-A214-4C2AE1767445

【7/7(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】 続いて、ベテランvs新人の組み合わせのスパー。

 

 

 

 

 

 

D8EEFBB8-4F0C-4F85-935F-7D0CC9E81EF2

ベテランは新人に胸を貸す気持ちで。

 

 

 

 

 

 

 

・・・一部のワークしか紹介していませんが、
今回のクラスでは、このような内容でやってみました。

具体的には、1点(1方向)の崩し、2点(2方向)の崩しや、
レベル6などのごく基本的なテイクダウン技法から始めて、
各人の好みに応じて様々な崩し方を試してみました。

そして、去年のミカエル師の富士山合宿で学んだ
「第1のワーク」「第2のワーク」を練習した上で、
その感覚を活かしたテイクダウンに発展させました。

テイクダウン技法を細かく分類すると、非常に数多く挙げられますが、
いちいち個別のテクニックを練習してもキリがないですし、
参加者の修行歴によって、かなりの差が出てしまいます。

しかし、「第1のワーク」「第2のワーク」などの感覚を活かして、四大原則を守りながら動くと、
状況に応じた最適なテイクダウンがいくらでも湧き出てきます。
そのようなアプローチであれば、初心者でもベテランでも
同じ土俵で充実した練習ができるなと、手応えを感じました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

自分がシステマを習い始めた頃は、
どうやったら相手をテイクダウンできるんだろう!?・・・と悩み、
システマのDVDやYouTubeの動画を見たり、
教則本を読んだりして、テイクダウン技法を研究したものです。

また、習い覚えたテイクダウン技法を自分用のメモに記録し、
クラスでの実践で試しながら、
常にその自分用マニュアルの内容をリバイスしていきました。
(もちろん、ストライクやナイフの捌きなど、
他の要素についても同様に詳しくメモにまとめていました。)

そのようにして技法をマニュアル化していくと、
パッと思いつく代表的なテイクダウンだけでも、軽く10種類以上は挙げられます。
システマには技がない・・と言いますが、
決まった形がなく、常に進化している武術であるだけに、
細かく分類すると技はいくらでも増えていきます。

しかし、システマ歴がある程度長くなっていくと、
たくさんの技法を集めて体系化するような
技コレクターになっても
仕方ないな・・と思うようになりました。

また、この状況にはこの技を適用しよう・・という発想だと、
「頭で考えて動くモード」になり、固く、遅く、不自然な動きになりがちです。

そこで、ここ数年はほとんど何も考えず、
状況に応じて、体の反応に任せて自然に動くように心がけています

理想をいえば、体が感じるままに動いている内に、
相手が吹っ飛んだり、倒れている・・という
“Don’t think feel!” 状態 を目指しています。
(なかなか難しいですが。)

結局のところ、システマのあらゆる動きは
「呼吸」「リラックス」「姿勢」「居着かない」という
四大原則に還元されるわけですから、
技法にこだわるより、四大原則に従って
自然に動くことに注力していけばいいように思います。

もちろん、初心者の内には、テイクダウンであれば
1点(1方向)の崩し、2点(2方向)の崩し・・などの
ごく基本的な技法を覚えることも必要ですが、
システマに習熟するに従って、技法から離れていき、
感覚に従って動くことを重視した方がいい考えています。

その点、去年のミカエル師の富士山合宿で学んだ
「第1のワーク」「第2のワーク」などは、
感覚に基づいた自然な動きを養うのに非常に良いワークですから、
今後のシステマ南埼玉のクラスでも、積極的に取り入れていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

——————————————————————————

システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:30~24:00
木曜(夜練)    22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

——————————————————————————