5月11日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

このクラスでは、GW中に参加した
ミカエル・リャブコ師 & ダニール・リャブコ師
東京 ”Origin” セミナーで学んだ内容を、早速シェアしました。

「ノンコンタクトワーク」という高度で難しそうなテーマではありましたが、
経験の浅い人にも分かりやすいように、いろいろと工夫して練習してみました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

【5/11(土)システマ南埼玉の練習風景①】 ペアを組んでる、非接触の崩しを試しました。

【5/11(土)システマ南埼玉の練習風景①】
ペアを組んで、非接触の崩しを試しました。

 

 

 

 

 

 

ノンコンタクトワークは様々なやり方がありますから、いろいろと試してみて、自分なりの法則性や体感を得ることを目指しました。

ノンコンタクトワークは様々なやり方がありますから、いろいろと試してみて、自分なりの法則性や体感を得ることを目指しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【5/11(土)システマ南埼玉の練習風景②】 迫ってきてホールドしてくる相手を、非接触、または、かすかな接触で崩すというワーク。

【5/11(土)システマ南埼玉の練習風景②】
迫ってきてホールドしてくる相手を、非接触、または、かすかな接触で崩すというワーク。

 

 

 

 

 

 

なかなか難しいため、ノンコンタクトにこだわりすぎなくてもよいと思います。うまくいくという自信が大事です。どうしてもうまくいかないなら、プッシュやストライクなど強めに相手に入れてみると、次からはノンコンタクトでも敏感に反応するようになります。

なかなか難しいため、ノンコンタクトにこだわりすぎなくてもよいと思います。うまくいくという自信が大事です。どうしてもうまくいかないなら、プッシュやストライクなど強めに相手に入れてみると、次からはノンコンタクトでも敏感に反応するようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【5/11(土)システマ南埼玉の練習風景③】 攻めと受けを交互にスイッチしながらの自由攻防。

【5/11(土)システマ南埼玉の練習風景③】
攻めと受けを交互にスイッチしながらの自由攻防。

 

 

 

 

 

 

ノンコンタクトワークは使っても使わなくてもよいくらいの感覚で。物理的な接触があってもなくても、自分の動きに自信を持って行うことが大事です。

ノンコンタクトワークは使っても使わなくてもよいくらいの感覚で。物理的な接触があってもなくても、自分の動きに自信を持って行うことが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【5/11(土)システマ南埼玉の練習風景④】 クラスの最後は通常通り、完全な自由攻防のスパーで締めました。

【5/11(土)システマ南埼玉の練習風景④】
クラスの最後は通常通り、完全な自由攻防のスパーで締めました。

 

 

 

 

 

 

お互いに牽制し合うスパーリングでは、ノンコンタクトワークで鮮やかに崩したりすることが難しいと思うかもしれません。しかし、相手と対峙してプレッシャーを掛けたり、誘ったり・・といった普段のスパーの中で行なっている動きや意識操作も、ノンコンタクトワークの一種だといえますね。

お互いに牽制し合うスパーリングでは、ノンコンタクトワークで鮮やかに崩したりすることが難しいと思うかもしれません。しかし、相手と対峙してプレッシャーを掛けたり、誘ったり・・といった普段のスパーの中で行なっている動きや意識操作も、ノンコンタクトワークの一種だといえますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
 このクラスではおおよそ、このような内容でやってみました。

GW中のミカエル・リャブコ師 & ダニール・リャブコ師の
東京セミナーの内容をシェアしましたが、

セミナーのテーマが「ノンコンタクトワーク」ということで、
相手に触れずにコントロールするという高度で難しそうな行為であるだけに、
どのようにして南埼玉のメンバーに伝えようかと悩みました。

セミナーに2~3日間にわたり参加した人は、
ミカエル師やダニール師の圧倒的な技量を体感できますし、
濃密な練習を長時間行うわけですから、
どの人もそれなりにノンコンタクトワークの感覚がつかめたと思います。

しかし、自分は残念ながら、ミカエル師やダニール師のように、
風圧で相手を飛ばすような強力なノンコンタクトワークの技量はまだありません。
また、2時間半の練習時間一杯を使っても、
どれだけ非接触でのコントロールを体感してもらえるだろうか・・という懸念がありました。

そこで、クラスの前半はまず、
普段通りの練習を丁寧に重ねていき、
そこからノンコンタクトワークへと発展させることにしました。

具体的には、四大運動やプッシュと受け流し、プッシュスパーなどの
基本的なワークをシステマの四大原則に則った正しい動きで行い、
「自分の動きへの自信」を養うことを目指しました。
また、プッシュの時は、相手とのコネクト感覚を意識してもらいました。

クラスの後半はセミナーの内容をシェアしましたが、
セミナーのワークをそのままなぞるのではなく、
筋肉主導の動き、重心移動主導の動き、フォーム(体の意識)主導の動きを
参加者各人に体現してもらい、周囲の人々の動きも感じた上で、
ノンコンタクトワークへと移行しました。

まずは、相手に接触した状態で押すワークを行いましたが、
筋肉の緊張へのコネクト → 重心へのコネクト → 相手のフォーム(体の意識)へのコネクト・・と
レベルを上げていきました。そして、相手との接触も次第にソフトにしていきながら、
物理的に離れた非接触の崩しへと発展させました。

このように、かなり丁寧に段階を踏んでワークを重ねていったため、
参加者にとっては、普段の練習内容とのつながりも
感じられたのではないかと思います。

また、ノンコンタクトワークが決して魔法のような達人技ではなく、
フワフワとした曖昧な感覚のものでもなく、
まやかしでも幻想でもないことが分かってもらえたのではという気がします。

今回のクラスだけでは、どこまでノンコンタクトワークの深さを
感じてもらえたかは分かりませんが、
予想よりもリードしてみた手応えはありましたから、
今後も引き続き、ミカエル師&ダニール師のセミナーのシェアを続けようと思いました。

 

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練習の後のサークルアップで参加者の感想を聞くと、
「ノンコンタクトワークを習得するには、何十年かかるんだろう?」
との疑問を持つ人もいました。

そのような感想が出るのもごく自然な反応だと思いますが、
ノンコンタクトワークはそこまで超絶的に難しいものではないと自分としては感じています。
(この辺りの感覚は、先日の東京セミナーに参加した人には、
共感していただけるのではないでしょうか。)

自分も昔、ミカエル師のノンコントワークを体験し、
オーラに弾き飛ばされるような感じでコントロールされた時は、
あまりにも凄すぎて、自分には手が届かない達人技のように感じられました。

しかし、その後、インターナルワークの練習を重ねたり、
ザイコフスキー師の来日セミナーに毎年参加している内に、
ノンコンタクトワークへの理解がかなり進みました。

そして、先日のミカエル師&ダニール師の東京セミナーに参加することで、
敷居が高く感じられていたノンコンタクトワークが一気に身近なものになり、
正しい練習を積むことで誰もが習得可能な普遍的な技術だと確信しました。

ノンコンタクトワークの技術を習得するというより、
その感覚を身につける、
といった方がよいかもしれません。

ノンコンタクトワークは普段のシステマの練習の延長線上にあるものですし、
その感覚が養われると、動きの可能性が大きく広がり、練習が楽しくなります。

だから、昔の自分のように、
「ノンコンタクトワークは難しそう」とか
「リアリティが感じられない」などと考えて食わず嫌いせずに、
まずは気軽に練習してみて、積極的に試していただきたいですね。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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