11月19日(土)に行った通常クラスの感想を

練習の記録として書いておこうと思う。

この日は志木市民会館の会場が取れなかったから、
久しぶりに志木市民体育館で練習した。
剣道場を使うのは初めてだったが、
普段より広い会場で、なかなか新鮮だった。

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広い剣道場を貸し切りだったので、気分よく練習できました。もっとシステマ南埼玉のメンバーが増えたら、このような会場で大人数のマスアタックでもやってみたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週に引き続き、11月5日・6日のヴラディミア師のセミナーのシェアということで、
今回はセミナー1日目の午後のワークを中心に復習した。


ご参考までに、今回のクラスの練習内容の一部を画像とキャプションでご紹介したい。

 

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【11/19(土)システマ南埼玉の練習風景①】 こちらは、攻め手がナイフで刺そうとするのに対し、受け手は攻め手の腕をコントロールして防ぐというワーク。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ナイフを持つ攻め手は、拳から動かすことで、受け手の防御を破ってナイフを刺せるようになります。また、手首、肘を適切なポジションにすることが大事です。 受け手は、攻め手の腕を捻ることで、攻め手はナイフを刺せなくなります。 このワークは、ストライクを打つ時の手首、肘、肩の適切な配置や、レスリングの際の崩しも学べるので、なかなか奥深いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【11/19(土)システマ南埼玉の練習風景②】 ナイフを持つ攻め手の攻撃をエスケープするワーク。反撃しても可。受け手は、ナイフ攻撃を受けた時の自分自身の内側の変化を見ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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自分の内面、自分がどんな人間かを知るのに良いワークだとヴラディミア師は言っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【11/19(土)システマ南埼玉の練習風景③】 クラスの終盤、今回練習した内容を全て活かしてナイフ攻撃を捌くというフリーワーク。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ナイフを見るのではなく、ナイフを持つ人を見て感じて動くことが大事だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【11/19(土)システマ南埼玉の練習風景④】 少し時間が余ったので、今回のナイフワークで練習した原理を徒手格闘に活かすフリーワークをやってみました。基本的にはレスリング中心ですが、隙があればプッシュやストライクを使ってもよいという条件で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この形式だと、相手の腕を捻る崩しや、拳・肘・肩を柔軟に使う感覚、コネクト感、接近戦でのストライク…などなど、様々な要素を活かせるので、昔から個人的にお気に入りのワークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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レスリングしている時も、ストライクも飛んでくるので、気が抜けません。ここでは、腕を捻ることでストライクを打ちづらくして防いでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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このような超接近戦で顔面にストライクを打とうとしたり、首を取ろうとしたら、その分、隙もできるわけです。この場面では、首をホールドしようとして脇が空いたところにカウンターのストライクを食らっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のクラスは、ヴラディミア師のセミナーに参加した人にも、
復習すると数多くの発見があって良かった、と好評だった。

実をいうと、システマ南埼玉のメンバーにセミナーの感想を聞いてみたら、
セミナー1日目は以前に経験したようなワークが多くて、
新しい発見みたいなものがあまりなかった・・という人が目立った。
(自分もセミナー当日は、そのように感じていた。)

しかし、前回のクラスでも感じたことだが、
ヴラディミア師のワークは復習するたびに、次々に新たな気づきが出てくる。
セミナーの時は1つ1つのワークを手短かにサラッと進めていくから、
細かい点を見過ごしていたんだなと分かってくる。

また、セミナーで練習したワークは、ノートにメモを取って、
それを読み返す形で今回のクラスを進行したのだが、
自分の字が汚くて後で判読できない部分も多く、
セミナーに参加したメンバーに「こんなワークだったっけ?」などと
質問しながらやってみた。

すると、ヴラディミア師が説明したある1つのワークにしても、
セミナーの参加者がそれぞれ、違った解釈をしていることが分かり、面白かった。

例えば、「ナイフ攻撃を柔らかく避けてストライクなどを返す」と自分がノートにメモしたワークについて、
無類のストライク好きである自分は、「どのようにストライクを打つか」に重点を置いて記憶しているが、
他の人は、相手とのコネクト感や、軽いステップ・・などなど、違った要素に注目していたことが分かった。

もちろん、どの人の解釈が正しいとか間違っているということではなく、
それだけヴラディミア師のワークは重層的な見方ができる
豊潤な内容を含んでいる、ということだろう。

自分が大好きな格闘漫画「バキ」に出てきたセリフで印象に残っているものがある。

一流シェフが作る 極上のスープは
ほんの一口啜っただけで
大釜いっぱいに満載された材料を
イメージしてしまうほど雄弁だという

・・・というセリフだったが、
ヴラディミア師のデモやワークも、極上のスープのようなものだと思う。

ヴラディミア師のデモを見た人は誰もが、
ほんのさりげない動きでも、達人的な凄みを感じると思う。
システマに詳しくない初心者でも、「よく分からないけど、とにかく凄い!」とは感じるはずだろう。

デモの動きやワークから、どんな情報を得るかは
その人のシステマ歴や感性の鋭さ・・・などによって違ってくるとは思う。

しかし、ヴラディミア師のデモを見たり
ワークを体験する人それぞれの個性や関心によって、
その人に合った様々なヒントが得られるといえる。

だから、セミナーの復習の際は、参加した人同士が
積極的に意見を交換しながら、
自分なりに得た感覚を共有するとよいと思う。

また、ワークを一度体験しただけでは、
「なんだか凄そう」な印象はあっても、
そのワークから得られる豊かな情報を味わい尽くすことは難しいだろう。

だから、ヴラディミア師のセミナーは受けっぱなしではもったいなさすぎる。
教わった内容は何度も復習することで、
自分のシステマに取り入れて、血肉化するまで練り込みたいものだと思う。

・・ということで、システマ南埼玉では、あと2回ほど、
引き続きヴラディミア師のセミナーの内容を復習・シェアしようと考えている。

次回以降は、いよいよセミナー2日目の内容に入っていく。
1日目に比べて発展的な内容が盛りだくさんで、
目からウロコが落ちまくるようなワークが多かったから、
特にセミナーに参加できなかった方は、ご期待いただきたい。

自分としても、改めてセミナー2日目の内容を復習するのを楽しみにしている。