10月31日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

システマ南埼玉は3月から、コロナウイルス対策のために
長らくクラス開催を休止してきました。

7月18日(土)に久しぶりにクラスを1回のみ実施しましたが、
その後もコロナウイルスの状況を鑑みて、長らく休止期間を続けました。

しかし、休止期間があまり長く続くのも何ですし、
最近はコロナウイルス感染者が激増している感じでもないため、
そろそろシステマ南埼玉の活動を再始動しようと考え、
3ケ月ぶりに今回のクラスを実施した次第です。

会場として、志木市民会館が押さえられなかったたため、
柳瀬川の館近隣公園で練習を行いました。
好天にも恵まれ、プッシュストライクを中心に、楽しく練習することができました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

【10/31(土)システマ南埼玉の練習風景①】 ストライクの打ち方の練習。システマ南埼玉のクラスでは基本的に、リラックスして拳に緊張を入れず、受けた相手をマッサージするようなソフトな感触のストライクを推奨しています。そのようなストライクを打つ習慣にした方が、お互いに気持ちよく練習できますし、ストライクを打つ技量も上がると思うからです。

【10/31(土)システマ南埼玉の練習風景①】
ストライクの打ち方の練習。システマ南埼玉のクラスでは基本的に、リラックスして拳に緊張を入れず、受けた相手をマッサージするようなソフトな感触のストライクを推奨しています。そのようなストライクを打つ習慣にした方が、お互いに気持ちよく練習できますし、ストライクを打つ技量も上がると思うからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、格闘技経験者の率直な気持ちとしては、相手にキッチリと「効かせる」ストライクも練習したいのが人情だと思います。フルコン空手経験者のSさんもそのような気持ちがあるようだったので、今回は特別に「効かせる」ストライクの打ち方も練習してもらいました。拳の微妙な緊張の入れ方によって、受けた相手に様々な効かせ方をさせることができます。

しかし、格闘技経験者の率直な気持ちとしては、相手にキッチリと「効かせる」ストライクも練習したいのが人情だと思います。フルコンタクト空手経験者のSさんもそのような気持ちがあるようだったため、今回は特別に「効かせる」ストライクの打ち方も練習してもらいました。拳の微妙な緊張の入れ方によって、受けた相手に様々な効かせ方をさせることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっとも、基本となるリラックスしてマッサージ的に打つ雑味のないクリアなストライクが打てるようにならないと、相手に「効かせる」ストライクを習得することは難しいでしょう。ストライクに威力を求めだすと、上達を目指すためには、かえって遠回りしてしまうだろうと思いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【10/31(土)システマ南埼玉の練習風景②】 クラス終盤のフリーワーク。

【10/31(土)システマ南埼玉の練習風景②】
クラス終盤のフリーワーク。ガチ気味にホールドなどで迫る攻め手に対し、受け手は効果的なプッシュでコントロールします。

 

 

 

 

 

 

 

ガチ気味にホールドなどで迫る攻め手に対し、受け手は効果的なプッシュでコントロールします。

プッシュをうまく使えば、相手を吹き飛ばして距離を取ったり、テイクダウンすることも容易です。プッシュを使いこなせれば、実戦の大抵の状況に対処できると思いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【10/31(土)システマ南埼玉の練習風景②】 クラス終盤のフリーワーク。ガチ気味にホールドなどで迫る攻め手に対し、受け手は効果的なプッシュでコントロールします。プッシュをうまく使えば、相手を吹き飛ばして距離を取ったり、テイクダウンすることも容易です。プッシュを使いこなせれば、実戦の大抵の状況に対処できると思いますね。

【10/31(土)システマ南埼玉の練習風景③】 続いて、強引に迫る攻め手をストライクでコントロールするというフリーワーク。ストライクの加減が難しいと思う場合は、プッシュで対処しても可としました。

 

 

 

 

 

 


プッシュをうまく使えば、相手を吹き飛ばして距離を取ったり、テイクダウンすることも容易です。プッシュを使いこなせれば、実戦の大抵の状況に対処できると思いますね。

ストライクが効きすぎるのも困りますから、不安に思うようなら、プッシュで処理した方が無難でしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
このクラスでは、おおよそ、このような内容でやってみました。

今回のクラスには、フルコンタクト空手・合気道・剣道などの武術経験が豊富なSさんと、
システマは初めてですがキックボクシングの経験者の
Kさんが参加してくれました。

Sさんはパンチングミットやキックミットなども持参してきて、やる気満々でした。
ミットを使うと、遠慮なくストライクを強く深く打ち込めて、
良い練習が出来るなと思いました。自分でもミットを買ってみたくなりました。

練習内容としては、久しぶりのクラスでしたから、
システマの基本のプッシュの初歩から始めて、
次第にストライクなど実戦的な方向に発展させてみました。

他のクラスと比較したわけではありませんが、
システマ南埼玉では、プッシュの練習を行う頻度がかなり高いと思います。

その理由としては、プッシュはシステマの基本中の基本ですし、
誰にでもできる簡単なコツから、非常に高度な理合いまで、幅広い要素を盛り込めますから、
初心者でも上級者でも、誰が練習しても「間違いない」と考えるからです。

また、正しいプッシュの感覚があれば、
それを基盤として、ストライクやテイクダウンやレスリングなど
様々な動きに発展させることができます。

効果的なプッシュを出すことができれば、
実戦のあらゆる状況に対応できる汎用性もあると思いますね。
猪木ではありませんが、「プッシュがあれば、何でもできる」と感じます。

そのような理由もあり、今回のように
休止期間が空けて久しぶりにシステマ南埼玉のクラスを再開する時は、

特にプッシュをテーマにすることがよくあります。

自分は最近までのコロナ自粛期間中も、自宅での基礎トレーニングに加え、
プッシュの練習は欠かしていませんでした。

特に初心者の方は、システマの上達のためには、
基本の四大運動や、プッシュを中心に練習したらよいと思いますね。

 

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今回のクラスは、参加者全員が格闘技経験者ということで、
理論・理屈や精神性を重視するだけでなく、
練習内容を実用や実戦に活かす意識が共通していましたから、
リードする側としてもやりやすく感じました。

クラスは全体的に和やかな雰囲気で進行し、
参加者の皆さんにも楽しんでいただけた様子でした。

自分は今回のクラスに臨むにあたり、
コロナ自粛期間中の一人稽古の成果を試す目的も持っていましが、
久しぶりの対人練習でも予想以上に良い動きができて、達成感がありました。
今までの一人稽古の方向性が間違っていなかったことが確認できて、ホッとしました。

コロナ自粛期間中は、やむをえず
自宅での自主トレや一人稽古しか出来ませんでしたが、
今回のクラスで久しぶりに対人練習を行い、
参加者の皆さんとシステマ談議ができて、非常に充実感を感じました。

一人稽古も悪くないですが、クラスに参加するとやはり、
システマを練習する楽しさが何倍も増すように思います。

今後も、コロナウイルスの状況次第ではありますが、
できれば定期的にクラスを開催したいものだと考えています。

 

 
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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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