2月23日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

今回のクラスでは、テイクダウンを中心に練習しました。

また、練習全体を通じて、参加者各人が
動きの質を上げていくことを目標にしました。

前回のクラスと同様に、「筋肉を(あまり)使わない動き」
「重み・重心移動を活用した動き」「インターナルフォーム」などの中から、
参加者それぞれが自分の段階に応じて、
より良い動きを目指すよう意識してもらいました。

れでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景①】 自分が思いつくままに、様々な崩しの技法をデモで示した上で、各人の好みに応じて、いろいろと試してもらいました。システマに習熟すると、技法を意識することはほとんどなくなりますが、特に初心者の方向けに、テイクダウンの幅を広げてもらうためにやってみました。

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景①】
自分が思いつくままに、様々な崩しの技法をデモで示した上で、各人の好みに応じて、いろいろと試してもらいました。システマに習熟すると、技法を意識することはほとんどなくなりますが、特に初心者の方向けに、テイクダウンの幅を広げてもらうためにやってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景②】 攻め手がホールドしてくるのに対し、テイクダウンで対処するワーク。それまでに練った感覚や技法を何でも自由に活用して。

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景②】
攻め手がホールドしてくるのに対し、テイクダウンで対処するワーク。それまでに練った感覚や技法を何でも自由に活用して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景③】 いわゆるひとつの「第1のワーク」をやってみました。それまでの各種のワークで学んだテイクダウンの原理や術理を、この非常に自由度の高いフレームワークに落とし込んで試してみることで、様々な気付きが得られると思います。

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景③】
いわゆるひとつの「第1のワーク」をやってみました。それまでの各種のワークで学んだテイクダウンの原理や術理を、この非常に自由度の高いフレームワークに落とし込んで試してみることで、様々な気付きが得られると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景④】 こちらは「第2のワーク」。自分としては、「第1のワーク」を離れてやるだけ、という認識です。インターナルフォームの感覚が身に付いたら、このワークも格段にうまく出来るようになると思います。

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景④】
こちらは「第2のワーク」。自分としては、「第1のワーク」を離れてやるだけ、という認識です。インターナルフォームの感覚が身に付いたら、このワークも格段にうまく出来るようになると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 クラスの最後は、レスリング&プッシュのスパーで締めました。こちらは第1ラウンド。

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】
クラスの最後は、レスリング&プッシュのスパーで締めました。こちらは第1ラウンド。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】 こちらはスパーの第2ラウンド。今回のクラスも2時間半の練習時間いっぱいにパンパンに内容を詰め込んだため、スパーまで出来るか微妙でしたが、何とか完遂できて良かったです。やり切った感がありました。

【2/23(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】
こちらはスパーの第2ラウンド。今回のクラスも2時間半の練習時間いっぱいにパンパンに内容を詰め込んだため、スパーまで出来るか微妙でしたが、何とか完遂できて良かったです。やり切った感がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
 このクラスでは、このような内容でやってみました。

具体的なメニューとしては、
まだシステマのクラスに参加するのが数回という人もいたため、
まずはローリングや受け身から始めました。

その際も、ベテラン組は別メニュー調整として、
先日のザイコフスキー師の東京セミナーで教わった
「頑張らない動き」でローリングしてもらうなど、クラスの進め方を工夫しました。
そのせいか、初心者にもベテランにも楽しんでいただけたのではないかと思います。

テイクダウンのパートでも、
まずは二点(二方向)の崩し、一点(一方向)の崩し、レベル6など、
ごく基本的な技法から始めました。
そして、様々な細かい崩しの技法も試してもらいました。

その後は、「第一のワーク」「第二のワーク」という
非常に自由度の高いメニューによって、
クラスの中盤までに練習したテイクダウンの原理や術理を、
さらに
練り上げて、感覚として身体に定着させることを目指しました。

そして、クラスの最後はレスリング&プッシュのスパーをやることで、
実戦的な検証も行いました。

システマ南埼玉の通常クラスは2時間半と練習時間が長めですが、
毎回、山盛りに内容を詰め込んでいるため、
時間が足りなくなることがよくあります。

しかし、今回のクラスは、
テイクダウンの基本から高度な内容まで盛り込み、

実戦的なスパーまで一通り完遂できましたから、
リードしていた自分としても満足感がありました。

 

今回のクラスの内容は、ざっとこんな具合でした。このように、白板にクラスのテーマ、練習メニュー、技法などをまとめて書いておくと、後で振り返る際にも便利です。クラスに参加した方は参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



自分が2011年にシステマ南埼玉を立ち上げてから、
もうすぐ8年が過ぎようとしています。

それなりに長くクラスをやっている中で、
ローリングなどの受け身や、二点(二方向)の崩しなどの基本は、
延べ人数で100人以上に教えてきたと思います。

何度も何度も繰り返し同じことを教えてきたわけですが、
その都度、自分の感覚が変わっていたり、新たな発見があるため、
あまり飽きるということがありません。


システマの上達の過程は、螺旋階段を上るようなものだと思います。
以前と同じことを練習しても、その時は以前とは異なる上の段階に来ているため、
新たな感覚や気付きが次々と出てきます。
だからこそ、システマを長く続けていても、常に新鮮な気持ちで楽しめるのでしょう。

 

螺旋階段

ストライクやテイクダウンなど以前と同じメニューを練習するにしても、上達するともに、新たな気づきや感覚がいくらでも出てきます。ベテランの修行者は、螺旋階段を何周も回って登ってきたような感慨があるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 



今回のクラスに参加したベテランのメンバーにしても、
基本的な二点(二方向)の崩しなどをやる際に、
「重み・重心移動を活用した動き」「インターナルフォーム」などでやってみることで、
以前とはまた違った味わいがでてきたのではないかと思います。


インターナルフォームなども含め、最先端のシステマは常に進化し、
今ではきわめて高度なものになっています。その発展の速さは驚くほどです。

その最先端の流れをフォローすることももちろん必要ですが、
初心者の方には当然、システマの基本からじっくりと学んでいただく必要があります。

そのため、ここ数年、初心者やベテランの
どの層にフォーカスしてクラスを進めたものか、かなり悩ましく感じていました。
しかし、最近はその辺りの匙加減もかなり分かってきたように思います。

システマ南埼玉では今後も、いろいろと工夫しながら、
初心者でもベテランでも同じように楽しめるクラス
目指していきたいと思います。
よろしくお願いします。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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