2月8日(土)に行ったクラスの感想を備忘録として書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

このクラスでは前週に続き、エクスターナルとインターナルというテーマで練習しました。
2月8日(土)・2月9日(日)の同じ週末、名古屋で来日セミナーをやっている
ヴラディミア・ザイコフスキー師にちなんで、
今回のクラスは特にザイコ成分濃い目の内容にしてみました。

前回の復習で、重みを使った動きや、
いわゆるインターナルフォームを使った動きを身体に馴染ませた上で、
ストライクに活かしていく形で練習しました。
大雑把に言えば、重みを活かした動きでやるとエクスターナルなストライク、
フォーム優位でやるとインターナルなストライクになる、というコンセプトです。

インターナルフォームの段階になると、かなり繊細で高度になり、
システマ歴が浅い人にはわけわかめ状態になる場合もあると思います。
だから、インターナル度が高いクラスをやるのはリードする側としても慎重になりますが、
今回のクラスでは参加者の理解度が高く、それなりに効果を実感してもらえたようでした。

インターナルワークは、何だか高度で深遠な感じがあり、
ノンコンタクトで相手を崩せたり、フワッと軽く飛ばせたりしたら
カッコ良くて素敵だなと感じられます。

しかし、なかなか自分ではやれるようになるのは難しく、
再現性が低い点がインターナルワークの難しい点だといえます。

ミカエル師やザイコフスキー師の華麗なデモを見たり、
受けを取ってその動きを体感すると、お〜スゲ〜!となるわけですが、
実際に自分が再現するのは難しく、見るのとやるのでは、相当なギャップがあります。

その辺りに敷居の高さを感じて、インターナルワークを敬遠する人もいるような気がします。
月刊ムー系、神秘系な印象があり、胡散臭さを感じる人もいるかもしれません。

1970年代~80年代頃、ユリ・ゲラーという超能力者が話題になり、
TV番組でスプーンを念力で曲げたりしていましたが、胡散臭さを感じた人も多かったと思います。
スプーンは手で曲げてもいいのでは?とは、自分も思いました。
漫画の超能力者のサイコキネシスのような破壊的なパワーではなく、
せいぜいスプーン曲げ程度か、というショボさも感じたものです。

 

昔懐かしのユリ・ゲラー! 超能力ブームの火付け役でした。

昔懐かしのユリ・ゲラー! 超能力ブームの火付け役でした。

 

 

 

 

 

 

 

システマ修行の中でインターナルワークに取り組んだばかりの段階では、
スプーン曲げのようなショボい感や頼りなさは、やっている自分も感じました。
それが、ミカエル師のような引力すら感じる動き、
ザイコフスキー師のようなフワッと軽く飛ばされるノンコンタクトワークであれば、
説得力は十分あります。だだ、そのレベルに近づくのが難しいんですよね。

 

こちらも昔懐かしの

こちらも昔懐かしの幻魔大戦の東丈。超能力者というと、これくらいの圧倒的なパワーは欲しいよなと思います。システマでいえば、ミカエル師のインターナルワークは物凄いパワーと説得力があり、フワッと繊細なだけの一般のシステマ修行者の動きとは、レベルが数段違いました。それこそ、スプーン曲げと幻魔大戦くらいの違いを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、今回のクラスでは、
参加者が難しく感じて引き気味になる懸念もあり、
恐る恐るインターナル度を高めた内容にしてみました。

しかし、思いのほか、参加者の反応が良く、手応えを感じました。
今までクラスで取り組んできたインターナルワークの共通認識が高まり、
参加者全体のルベルが上がってきているから、
効果を感じやすくなっているのでしょう。

また、リードしている自分自身が、最近は特にインターナルワークの理解が深まり、
以前より確信を持ってデモをやれているのも大きいと思います。
リードしている側が素晴らしさを感じていないと、説得力は出ないわけで。
最近では、自分はますます、インターナルワークに面白さを感じています。

今の自分のレベルでも、かなり面白さを感じているわけですから、
ザイコフスキー師やミカエル師の境地に近づけたら、
もっと素晴らしい感覚が得られそうだと思います。
そう考えると、今後の練習もさらに楽しみになりますね。

自分は戦いの場面では、最終的には物理的に殴ったり取っ組み合いした方が
早いし確実だと思いますから、武術修行の上でフィジカルが最優先、最重要だと考えます。
また、エクスターナルな動きだけで、ほとんどのコンバティブな状況は間に合ってしまいます。

しかし、自分の未開の能力、伸び代の開発という意味では、
インターナルワークの練習は大いにやりたいと思いますね。
大抵の人にとっては、エクスターナルな動きに慣れすぎてしまっていて、
インターナルな感覚・動きの領域はほとんど手つかずの未開の地みたいなものですから。
自分の好きなペースで開拓していく楽しみが大きいといえます。

 

【2/7()】

【2/7(土)システマ南埼玉の練習風景①】エクスターナルなプッシュやストライク、インターナルなプッシュやスライクを打ち分ける練習。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ははは

インターナルなプッシュやストライクがうまくいくと、外面的な動き以上に、フワッと軽く相手を飛ばせます。

 

 

 

 

 

 

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
水曜・木曜(夜練) 22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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