5月2日(木)に行ったシステマ夜練の感想を書いておきます。
(特に、夜練に参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

GW中ではありますが、参加希望をいただきましたので、
今回は令和になって初めてのシステマ夜練を実施しました。

先日のクラスの際、常連のYさんが、
システマのキックに興味があると言っていたこともあり、

かなり久しぶりにキックをテーマに練習してみました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

 

【5/2(木)システマ夜練の練習風景①】 いつもクラスの最後でやっているスパーで、キックの使用も解禁してみました。まずは、システマ東埼玉のT師匠と、Yさんの対戦。無理にキックを使おうとする必要はないのですが、Yさんはキックを過剰に意識してしまい、動きが固いようです。

【5/2(木)システマ夜練の練習風景①】
いつもクラスの最後で実施しているスパーで、キックの使用も解禁してみました。まずは、システマ東埼玉のT師匠と、Yさんの対戦。無理にキックを使おうとする必要はないのですが、Yさんはキックを過剰に意識してしまい、動きが固いようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、システマのキックが初体験の割には、よく動けていたと思います。

しかし、Yさんはシステマのキックが初体験の割には、よく動けていたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【5/2(木)システマ夜練の練習風景②】 続いて、自分とYさんの対戦。

【5/2(木)システマ夜練の練習風景②】
続いて、自分とYさんの対戦。

 

 

 

 

 

 

自分としては、キックはあくまで選択肢の1つですから、自然に足も出たらいいや、くらいの気持ちでスパーに取り組みました。下手なキックボクシングみたいな動きにならないように意識しました。

自分としては、キックはあくまで選択肢の1つですから、自然に足も出たらいいや、くらいの気持ちでスパーに取り組みました。下手なキックボクシングみたいな動きにならないように意識しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【5/2(木)システマ夜練の練習風景③】 最後は、自分とT師匠の対戦。錬空武館の掛け試し稽古会に毎回参加して、他流派との手合わせの経験が豊富なT師匠は、最近ますます隙が少なくなってきた印象です。緊張感がある楽しいスパーができました。

【5/2(木)システマ夜練の練習風景③】
最後は、自分とT師匠の対戦。錬空武館の掛け試し稽古会に毎回参加して、他流派との手合わせの経験が豊富なT師匠は、最近ますます隙が少なくなってきた印象です。緊張感がある楽しいスパーができました。

 

 

 

 

 

 

 

スパー前半で、自分は足を使ってT師匠を崩すことができました。そのような動きがもっと自然に出るようになればいいなと思いました。

スパー前半で、自分は足を使ってT師匠を崩すことができました。そのような動きがもっと自然に出るようになればいいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・上記の画像では最後のスパーリングの様子しか紹介していませんが、
 この夜練ではその前に、システマのキックの基本から実戦技法までみっちりと練習してみました。

冒頭にも書いた通り、先日のクラスで常連のYさんが
「システマのキックに興味がある」ということでしたが、
さらに「キックの練習は、まだやったことがない」とも言っていたので、
今回の夜練ではキックをテーマに設定してみました。

システマを始めてまだ4ヵ月ほどのYさんが
キックを経験していないのも、無理はありません。
拳によるストライクに比べて、
キック(足によるストライク)を練習する頻度は圧倒的に少ないのが実際のところです。

システマ南埼玉のクラスでキックを練習するのは、正確に数えてはいませんが、
多い年でもせいぜい年に2~3回くらいでしょう。

おそらく、他のシステマのグループでも、
キックの練習の頻度は少ないのではないでしょうか?

システマ南埼玉でキックの練習をあまりやらない理由としては、
キックは当たれば威力が大きいですが、
手技に比べて動きが雑になりがちで、相手に怪我をさせてしまう危険性があるからです。

また、スパーリングなどでキックも有りにすると、殺伐とした雰囲気になったり、
下手なキックボクシングみたいな動きになりがちでもあります。

システマらしいキックを使いこなすには、それなりの練度が必要ですから、
経験が浅い人が多いクラスでは、なかなかキックをテーマに練習することは難しいなと、
インストラクターの立場としては考えてしまいます。

とはいえ、自分自身では、システマ修行の上でキックは非常に重視しているため、
何年にもわたって日常的にシステマ的なキックの練習を続けています。
今回の夜練では、その練習法も含めて、自分のキックについての知見をシェアしてみました。

自分が重視してきたポイントとしては、
「片足立ちでもリラックスしてブレない安定した姿勢」を確立することで、
「手と同様に繊細で精密な足の動き」が可能になり、
システマらしいキックが使いこなせると考えています。

そのようなキックを身につけたら、
相手に怪我をさせる不安もなく安心して練習できますし、
実戦での選択肢も格段に広がります。

今回の夜練を機会に、システマ南埼玉では参加者の練度次第ではありますが、
クラス最後のフリーワークなどではキックの使用も解禁しようかなと思いました。
何といっても、キックも自由に使いこなせた方が、
スパーリングをしていても楽しいですしね。

実戦では、不用意にキックを出すと、蹴った方が危険になることも多いと思います。
キックにはそのようなリスクもありますが、スパーリングの際に、
キックした蹴り足をキャッチして崩すのもOKにする・・などのルール設定をすれば、
下手な空手やキックボクシングのように安易にビシバシと蹴りを出すことも少なくなるでしょう。

そこで一句、今の自分の気持ちを、俵万智風に詠んでみました。とれたての短歌です。

  その蹴りが いいねと君が言ったから 5月2日はキック記念日

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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