1月21日(日)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
最近は土曜日に自分の仕事が入ることが多いため、
1月20日(土)に中止した通常クラスの埋め合わせの意味で、
1月21(日)の振り替えクラスとして実施しました。
普段のクラスから曜日を変更すると、参加者が集まらないことが多いですが、
今回は自分を含めて参加者4名とそれなりに確保できたので良かったです。
誰もクラスに来なくて一人稽古になるのは寂しいですからね。
練習のテーマは、緊張のコントロールとストライク、としました。
先週に引き続き、2009年頃にシステマジャパンのクラスで体験したワークを中心に、
徹底的に基本重視の「古き良きシステマ」路線でやってみました。
身体の各部の緊張を100%~0%の範囲でon/offしたり、
壁ワークや座禅転がりなど、昔からおなじみのワークをみっちり行うことで、
自分の体の緊張の感度を高め、コントロールし、
重心が転がりやすいリラックスした身体を養いました。
そして、ストライクへと展開していきました。
ストライクの練習も、ストライクによるマッサージから、
ハンマーパンチ、ストライクの深さを変えて打つ・・・など、
昔から行われている基本的なワークを中心にしました。
前回のクラスと同様に、システマの基礎ワークは
数多くの重要な要素を学べる素晴らしいものだと、改めて思いました。
それではご参考までに、このクラスの練習内容の一部を画像とキャプションでご紹介します。
・・おおよそ、以上の内容を中心に今回のクラスでは練習しました。
自分がストライクを打つ際、ここ数年は
インターナルワークやインターナルフォームなどの高度な要素を加えて打つことが多いですが、
今回のクラスではごくシンプルな基本的な打ち方でやってみました。
具体的には、リラックスして手首を真っすぐして打つのに加え、
緊張の度合い・分布を適切にコントロールする、というやり方です。
肩や腕の緊張を抜くのは当然として、
拳に入れる緊張の強さ・緊張を入れるタイミング・緊張の持続時間・・などを
コントロールするだけでも、相手に与えるストライクの効果は様々に変わります。
例えば、スカッと波のようなエネルギーを相手の体に通す、
ストライクのダメージをじんわりと相手の体に残す、
マッサージ的なストライクでリラックスさせる・・などなど。
インターナルワークなどを使わなくても、ごくごく基本的な要素を適切に調整するだけで、
沢山のことができるんだな、と再確認できました。
高級技法を練習するのもいいですが、
システマの基本をじっくりと練り込むことの重要性を感じました。
また、このような基本的な打ち方のストライクを受けた常連のIさんの感想を聞くと、
雑味がなくて、気持ちよく受けられるクリアな味わいのストライク・・ということでした。
自分の場合、インターナルワークなどを活用した高度なストライクを打とうとすると、
ちょっと上手いところを見せたいとか、相手を吹き飛ばすストライクを打ちたい・・など、
いろいろな雑念やエゴが入ることがあります。
そのような雑念がある状態で打つと、狙い通りの効果が高いストライクにはなるんですが、
打たれた側からすると、少々、イヤらしい感じを受けることもあるかもしれません。
今回のクラスで「クリアな味わいだった」というIさんの感想を聞いて、
自分がシステマ修行を始めた頃、インストラクターや先輩のストライクを受けた時、
「ストライクって凄い!!」と感動したのは、このような感覚のストライクだったのを思い出しました。
シンプルで基本に忠実なストライクの打ち方を久しぶりに練習してみて、
自分としても、大きな収穫がありましたね。
システマ歴が長くなる中で、積み重なってきた雑念やエゴなどの余計なものを削ぎ落とし、
初心に帰るためにも、1月を基本重視月間に設定して良かったと思いました。
2月初旬には東京でザイコフスキー師のセミナーが開催されます。
その後も、ダニール師やミカエル師の来日セミナーが予定されていますから、
システマ南埼玉でも今後、インターナルワークを練習する機会もありそうです。
ただ、最近の「古き良きシステマ」路線は参加者にかなり好評ですし、
システマ歴が長くなってきた自分にとっても、かえって新鮮で面白いため、
当面の間は、この路線の練習を続けていきたいと考えています。
このようなシステマに興味がある方は、
ぜひシステマ南埼玉のクラスに遊びに来て下さい。
よろしくお願いします。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:30~24:00
木曜(夜練) 22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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