2月10日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
このクラスでは、2月初めに実施された
ヴラディミア・ザイコフスキー師の『状況把握と正確性』セミナー
(システマジャパン主催)の内容を早速、シェアしました。
クラス当日になって、システマのクラスは初めてという学生さんが
体験参加を申し込んできたので、基本的な内容に変更しようかとも考えました。
しかし、あえて、当初の予定通りにザイコフスキー師から教わった内容をシェアすることにしました。
システマ南埼玉では1月のクラスで、徹底的に基本を重視した内容で練習してきましたが、
現時点での最先端、最高レベルのシステマを体験することも大事だと思います。
難しいですから、すぐに出来る内容ではないですが、
最高のレベルを知ることで、認識の幅が広がり、大げさにいえば世界観が変わります。
その後のシステマ修行にも良い影響を及ぼし、上達が速くなるんじゃないでしょうか。
具体的には、自分が参加したセミナー2日目の内容を
いきなりやるのは難しいと思ったので、
その前の特別クラスや1日目の内容を中心にしました。
呼吸で体にインターナルフォームを満たしたり、
意識の範囲を周囲の環境全体に広げていく・・・などのワークです。
ネットに載っていたメニューを参考にしたほか、
セミナー1日目に参加したSさんの感想も聞きながらやってみましたが、
自分が初めて体験するワークもあり、なかなか面白かったです。
セミナーの時点でも、インターナルフォームによる動きの精度が
だいぶ上がったと思いましたが、今回のクラスでさらに理解が深まりました。
自分より身体がデカいSTさんや、かなり頑強に抵抗するSさんが相手だと、
インターナルフォームの動きが途切れることもありました。
今の自分の実力では、どれくらいの難易度で厳しくなるのか分かりましたし、
インターナルフォームの動きが効かなくなる条件が理解できたことで、
効く条件も明確にできたと思います。
近い内に、頑強に抵抗する相手でも、
フワッと飛ばせるような精度まで練り上げたいですね。
それではご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
ところで、最近のシステマ南埼玉では、
ストライクを真っ当に打ち、受けられるかをチェックする
小テスト的なワークを毎回やっています。
今回はせっかくですから、その小テストの時に
インターナルフォームを活用してみることにしました。
自分も経験がありますが、インストラクターが前に立ち、
「ストライク打ってみて」と言われると、
試されているという緊張感から、普段の実力が出ないことがよくあります。
周囲の参加者に見られたり、動画を撮られている場合は、なおさらです。
今回は、ストライクの小テストの時、
身体の奥に小さく縮こまってしまいがちなインターナルフォームを、
自分の体から大きく広げて拡大してもらいました。
そうすると、小テストを受けたメンバー全員が、
スカッと威力の高いストライクを打てたのには感心しました。
自分も、インターナルフォームを部屋全体、志木市全体、埼玉県全体…などに拡大して
ストライクしてみましたが、浅目に打っても威力が飛躍的に上がっていくことが確認できました。
インターナルフォームは動きの質や効果を大幅に向上させますし、
意識の範囲を広げることで、自信がある状態、良いステイトを作れる、ということでしょうね。
このような原理は、戦いだけでなく、ビジネスや人間関係などの実生活でも大いに活かせそうです。
(営業活動、プレゼン、交渉ごと、恋愛・・などなど、活用できる分野は無数にありそうです。)
画像で紹介しているようなワークを通じて、
ザイコフスキー師のセミナーの内容の検証をしたわけですが、
この取り組みは、なかなか楽しいものです。
セミナーで体験した際には物凄い達人技のように感じられましたが、
少し復習して出来るようになってしまうと、な~んだ、簡単じゃないか!と思います。
ザイコフスキー師が言ったその通りにやると成功するんだな、ということが分かりますね。
本当に、大事な要素やポイントはセミナーの際に包み隠さずに教えてもらえましたから、
ザイコフスキー師は非常に良心的だなと思います。
あとは、個々のシステマ修行者が、その大事な要素を実感できるだけの
経験をじっくりと積めばいいだけです。
まあ、その実感を得られるだけの経験を積むのにも、
それなりの労力はかかるわけですが、自分としては全く気になりません。
何十年も修行して到達できるか分からない達人的な境地を目指すのは、
蜃気楼を追いかけるようなもので、気力が萎えそうですが、
上達までの過程や具体的な手法が明確なら確信を持って練習していけるというものです。
今の時代、秘伝とか何とか言って秘匿して先行者利益を守ろうとするより、
システマのようにオープンな姿勢で、大事なことも積極的にシェアして交流して検証することで、
お互いにレベルを上げていった方がメリットは大きいと思いますね。
(あまりにも価値が分からない手合いもいますから、相手はある程度は選ぶ必要がありますが。)
システマ南埼玉のクラスだけでなく、最近は自主練の際にも、
インターナルフォームによる動きが、かなり進歩しつつある実感があります。
先日のザイコフスキー師のセミナーで手掛かりができたましたから、
それをベースにして色々と試して検証できるんですよね。
去年までの試行錯誤が何だったんだというくらい、修行がサクサク進んでいます。
(試行錯誤の間に様々な仮説を立てて、感覚を養っていたのも役に立っているとは思いますが。)
だから、多少のお金と時間と家族の了解などは必要でも、システマの上達を早めたい人は、
マスターやシニア・インストラクターのセミナーには参加した方がいいと思いますね。
自分にとっては年を取るごとに、お金より時間の価値の方が高くなっていますから、
年単位で修行年数を短縮できるメリットが非常に大きいと感じています。
その意味で、5月下旬に実施が予定されている
ミカエル・リャブコ師、ダニール・リャブコ師の来日セミナーには
たくさんのシステマ―に参加していただきたいですね。
話が長くなってきたのでこの辺りにしておきますが、
システマ南埼玉では今後もしばらくの間、
ザイコフスキー師の東京セミナーの内容を復習・シェアすることで、
インターナルフォームの可能性を検証していく予定です。
よろしくお願いします。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:30~24:00
木曜(夜練) 22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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