6月29日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
今回のクラスは「システマらしい攻防感覚を養う」というテーマで練習してみました。
それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
このクラスではおおよそ、このような内容でやってみました。
システマ南埼玉はおそらく、日本のトレーニンググループの中でも、
クラスの中でスパーリングやフリーワークを行うことが多い部類だと思います。
それはなぜかというと、リードしている自分がスパー好きというのが最も大きいですが、
スパーリングをやらないよりは、やる方がずっとメリットが大きいと思うからです。
スパー不要論を唱える人もいるかもしれませんが、
自分としては、上達度合いの確認や、リアリティチェックのためにも、
ある程度の自由攻防の経験は必要だと考えています。
従って、システマ南埼玉ではいつも、2時間以上はみっちりと
準備運動や攻め手と受け手に分かれた通常の練習をこなした上で、
クラスの最後の仕上げとして、スパーリングを2分間×3ラウンドほど行うことにしています。
もっとも、スパーリングは実戦的に強くなるためには効果的ですが、
システマの動きを身につけるという観点では、良いことばかりではありません。
打撃スパーをやる場合、ウッカリすると、空手やキックボクシング的な攻防になってしまい、
システマらしい動きが消えてしまうことがよくあります。
また、かなり気をつけていないと、
力と力、緊張と緊張がぶつかり合うような戦い方になるおそれがあります。
特にシステマ経験の浅い人は、ビシバシドカドカとぶつかり合うような
ドラゴンボール的展開になりがちです。
だから、今回のクラスでは、四大原則を守ることはもちろん、
相手とぶつからない、相手の動きに乗る・・といった
システマならではの攻防感覚を養うための練習を重ねていきました。
今回のクラスの参加者は、まだシステマ歴が短い人が中心でしたが、自
分の予想よりも自由攻防の動きにシステマらしさがあり、なかなか良い感じだなと思いました。
また、久しぶりに参加してくれたシステマ東埼玉のT師匠の動きには
さすがに、熟練の渋みや、匠の技を感じました。
T師匠は錬空武館の掛け試し稽古会の常連ですから、
システマらしさを保ちながらスパーリングを行うという点については、相当な経験値があります。
「システマらしい自由攻防」というテーマの今回のクラスに、
T師匠が参加してくれて良かったなと思いました。
自分は8年前にシステマ南埼玉の活動を始めましたが、
かなり初期の頃から、システマ的な自由攻防を追求するための
実験的なスパーリングを行ってきました。
最初の頃は、かなり難しさを感じましたし、相手とガツガツぶつかり合うような
不細工な動きをすることが多かったと思います。
しかし、地道に実験的なスパーリングを重ね続けることで、
最近ではかなりリラックスして快適なシステマ感覚で自由攻防できるようになった気がします。
また、クラスへの参加者にも、システマらしい攻防感覚を伝えるための
方法論が確立されてきたように思います。
少なくとも、やれはやるほど固くなり、システマらしい動きから離れるような
スパーリングを続けることはなくなった気がしますから、
今後も引き続き、クラスの最後の楽しいスパーリングを重ねていこうと考えています。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:00~23:30
木曜(夜練) 22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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