7月23日(土)のシステマ南埼玉は、ひょんなことから、
真昼間にコンクリートの床の上でグラウンドワークを行うという刺激的なクラスになった。
なかなか面白かったから、その時の感想を書いてみようと思う。
今日は志木市のお祭りの日で、志木市民会館も全館、イベントで予約が埋まっていた様子。
それをコロッと忘れてしまって、クラスの直前に会場に来てから
部屋が取れていないのに気づいて焦ってしまった。
志木市民会館の302号室でクラスを実施しますと募集をかけていて、
すでに参加者が来ていたから、何とかクラスを実施しなければ・・と思った。
仕方ないから、普段はシステマ夜練を行っている
志木市民会館の前の駐車場のスペースで練習することにした。
いわば、「システマ昼練」という感じのクラスにしようと思った。
今回のクラスでは、グラウンドでのリラックスした自由な動きをみっちりと練習した上で、
スタンドの相手の踏みつけ攻撃やキック、ナイフ攻撃を
グラウンドで捌くワークをやろうとメニューを組んでいた。
グラウンドを相当動き回る内容だったから、
カチカチに固いコンクリートの上では厳しいかなと思ったが、
せっかくだから、練習内容を変えずにそのままやってみることにした。
深夜のシステマ夜練とは違い、真昼間のクラスだったから、
かなりの人数が横を通りすぎていったが、気にせずグラウンドをゴロゴロと動き続けた。
恥ずかしい気持ちもなくはなかったが、システマ修行者としての精神面が一段階上がった気がした。
この環境で練習できる精神力がついたら、いつでも、どこでも、
時間や場所を選ばすにシステマの練習ができるだろう。
気が向いたら、普段とは違う街の公園や広場などで、
ゲリラライブ的にシステマのクラスを開いても面白いかも・・と思った。
自分以外の参加者も、ちょっと恥ずかしい・・という人もいたが、
全体的には普段とは違うタフな練習環境を楽しんでいたようだった。
スタンドの攻め手のキックやナイフ攻撃を、
グラウンドで固く居着いた状態で受けてしまうと、ひとたまりもなくやられてしまう。
しかし、攻撃が来ても慌てずに、柔らかく動いたら、案外、楽に対処することができる。
今回のクラスを通じて、グラウンドに落ちることへの恐怖感がだいぶ薄くなったのではないかと思う。
また、コンクリートの床の上でのグラウンドワークは普段より厳しいが、
こんな環境で練習を続けたら、どんな状況でも自由に動けるようになりそうだなと思った。
システマ夜練ではグラウンドはあまりやってこなかったが、
今後はグラウンドワークを積極的にやっていこうと考えている。
今回のクラスの後半では。ナイフ攻撃を捌いたり、掛け試し方式のスパーリングも行った。
見た目にはいかにも危ないワークを外でやっていたから、通報される可能性もあるかと思ったが、
練習場所を通りすぎる人は意外とあまり気にしていない様子だった。
前日にリリースされたポケモンGOに熱中している人が多いせいかもしれない。
今回に限らず、志木市民会館がイベント開催のために利用できないことが年に数回はある。
そういう時は、柳瀬川の公園などに場所を移してクラスを開いていたが、
今後も「システマ昼練」方式で、刺激的な野外クラスを実施するかもしれない。