スチュワーデス物語

日が空いてしまいましたが、
12月16日（土）に行ったクラスの感想を備忘録として書いておきます。
（特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。）

 

このクラスでは、最近の流れに沿ってインターナルワークを中心に練習しましたが、
具体的な動きとしては、プッシュやストライクにフォーカスしました。
参加者は最古参メンバーのIさんや、常連のEさんなど、
感度が良い人が集まったため、色々と試すことができて充実した稽古ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは心身の基盤として、各人なりの最高のリラックス状態を作った上で、
自分自身のの緊張、重み、フォームの濃淡を変える、相手の濃淡を捉える、
というコンセプトで、プッシュやストライクをやってみました。
密度やエンプティの概念も含めて、色々と試してみました。

その発展系として、最近のシステマ界で話題になっている
手袋脱ぎ脱ぎの動きも練習してみました。
自分は繁忙期で余裕がなく、12月の大西亮一インストラクター（システマ大阪）の
東京ワークショップには残念ながら参加できませんでしたが、
手袋脱ぎ脱ぎはそのワークショップの中心的なテーマだったようです。

手袋を脱ぐワークというと、10年くらい前だったと思いますが、
セミナーなどでミカエルや大西さんから教わった記憶があります。
その当時の手袋脱ぎは、体表の動き、緊張のコントロールによって、
片手だけで手袋を脱ぐ、手を使わずに靴下を脱ぐ、というものでした。
自分も教わった時には少し試してみましたが、超絶的に難しく、
地味で大変なワークですから、習慣的には続けられなかったものでした。

このクラスでは、そんなことを思い出しながら
手袋脱ぎ脱ぎに取り組んでみたわけですが、
最近の話題の動きは、フィジカル的なコントロールではなく、
いわゆる身体の意識（ザイコフスキー師が以前言っていたインターナルフォーム）を、
手袋を脱ぐ感覚で運用するのだと自分は解釈しています。
フォームをある程度は使えるなら、フィジカル的な手袋脱ぎ脱ぎより、格段にやりやすく感じます。

このワークは最近の自主練でも重点的に取り組んでいますが、
この感覚を使うと、自ずとシステマの原理に即した効果的な動きが、
フォームのレベルで出来ると感じます。
ただフォームを運用するより、相手への影響力、精度が増します。
また、錬功法としても優れていると考えています。
自分なりに試してみると、最近の日本のシステマ修行者が皆こぞってやるわけだな・・と思いました。

自分は大西さんWSに参加していないですから、
おそらく、微妙な解釈のズレはあると思いますが、
今回のクラスでの検証を通じて、大筋では良い線いっているような気がしました。

例えば、自分は80年代のドラマのスチュワーデス物語で、
片平なぎさが、ひろし〜〜といいながら手袋を脱ぐ有名なシーンを思い出して、
その感覚での手袋脱ぎの動きも使ってみましたが、
その辺りの解釈は人それぞれかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数年、自分が仮説を基に、いろいろと試してきた動き・感覚とも
大枠は共通していて、良い感じで相手に影響を与えられました。

最古参メンバーのIさんは、システマ以外に太極拳も熱心に修行していますが、
最近の南埼玉でやっているインターナルワークの動きは、
Iさんが太極拳で普段練習している高度な動きと、
大筋ではほぼほぼ共通している、とのことです。
純度の高い動きを追求すると、どんな武術でも結局は、似てくるのかなと思いますね。

いずれにせよ、年末の忙しい中で、それなりに満足できる練習が出来て満足感がありました。
毎年、12月はハードワークでヘロヘロに弱っていることが多いですが、
今回は早目に繁忙期から抜けられたため、心身に余裕ができています。
この調子が続けば、良い感じで2024年を迎えられそうな気がしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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◆システマ南埼玉◆

月曜（夜練） 　　　22：00～23：30
水曜・木曜（夜練） 22：00～23：30
土曜（通常クラス） 9：30～12：00

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