2月16日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

このクラスでは、2月9日(土)・10日(日)
ザイコフスキー師の東京セミナーの内容を早速、シェアしてみました。

とはいっても、まだ経験の浅いメンバーもいますし、体験参加の方も来るということで、
いきなりモスクワ本部の最先端のシステマを練習するのは正直言って厳しいと思いました。
例えるなら、足し算や引き算、方程式などを勉強しない段階で、
いきなり微分積分をやってもらうようなものでしょう。


だから、前回と同様に今回のクラスでも、
最初はシステマの基本的な動きから始めて、
次第に高度な動きに発展させていくことにしました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景①】 システマの基本中の基本のプッシュと受け流し。今回は、重心移動を活用した動きでやってみました。動作の起こりがほとんどないため、相手からすれば受けにくいと思います。

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景①】
システマの基本中の基本のプッシュと受け流し。今回は、重心移動を活用した動きでやってみました。動作の起こりがほとんどないため、相手からすれば受けにくいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景②】 重心移動を活用した動きでのプッシュスパー。重みを流し込むようにプッシュすると、寸勁のように起こりを感じさせずに打てるため、攻防感覚がかなり変わってきます。

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景②】
重心移動を活用した動きでのプッシュスパー。重みを流し込むようにプッシュすると、寸勁のように起こりを感じさせずに打てるため、攻防感覚がかなり変わってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景③】 重心移動を活用した動きを、テイクダウンやホールドへの対処など、様々な状況設定で試してみました。

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景③】
重心移動を活用した動きを、テイクダウンやホールドへの対処など、様々な状況設定で試してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景④】 クラス後半は、ザイコフスキー師から教わった「頑張らない動き」を練習しました。こちらは、抑え込みから逃れるワーク。「頑張らない動き」で動くと、スルッと抵抗を相手に感じさせずに逃れることができます。

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景④】
クラス後半は、ザイコフスキー師から教わった「頑張らない動き」を練習しました。こちらは、抑え込みから逃れるワーク。「頑張らない動き」で動くと、スルッと抵抗を相手に感じさせずに逃れることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 続いて、「頑張らない動き」での対処を、座位や立位で試しました。少し難しくなります。まあ、そもそも、「頑張らない動き」自体がかなり難しいんですが。

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】
続いて、「頑張らない動き」での対処を、座位や立位で試しました。少し難しくなります。まあ、そもそも、「頑張らない動き」自体がかなり難しいんですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】 最後は、「頑張らない動き」を活かしたプッシュスパーで締めました。それが難しければ、「重心移動を活用した動き」で。それでも厳しければ、「筋肉を(あまり)使わない動き」でプッシュします。動きの引き出しをたくさん持っていると、状況によってどう転んでも、効率的な動きが可能になります。

【2/16(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】
最後は、「頑張らない動き」を活かしたプッシュスパーで締めました。それが難しければ、「重心移動を活用した動き」で。それでも厳しければ、「筋肉を(あまり)使わない動き」でプッシュします。動きの引き出しをたくさん持っていると、状況によってどう転んでも、効率的な動きが可能になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
 このクラスでは、このような内容でやってみました。

先にも書いたように、このクラスでは、
システマの基本的な動きから始めて、
次第に高度な動きに発展させていく形で練習しました。

とはいえ、練習時間は限られていますから、
システマの動きの発展の歴史を一通りなぞるわけにもいきません。

従って、やや難し目の「重心移動を活用する動き」を1時間ほど練習した後で、
残りの1時間半は、ザイコスキー師から教わった
「頑張らない動き」(インターナルフォーム優位のクリアな動き)を練ることにしました。


また、「頑張らない動き」が難しすぎるようなら、
その前の段階の「重心移動を活用する動き」や「筋肉を(あまり)使わない動き」に
戻ってワークしてもよい、という方針にしてクラスを進行しました。

 

高い山でも、途中でベースキャンプを張って、少しずつ登っていけば、いずれは頂上に辿り着けるでしょう。

高い山でも、途中でベースキャンプを張って拠点を作り、少しずつ登っていけば、いずれは頂上に辿り着けるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 



チョモランマのような高い山を登る場合、一気に山の頂点を目指すのは難しいため、
途中でベースキャンプを張って拠点にした上で、段階的に登っていくことが多いようです。

システマの高度な術理を練習する際にも、そのような段階的なアプローチをすれば、
初心者でもベテランでも同じように楽しめるのではないか?・・と思いました。


その取り組みがある程度は功を奏したのか、
まだシステマのクラスへの参加経験が数回という人も、
「全く何がなんだか分からなかった」ということはなく、
その人なりの段階に応じて練習を楽しんでいただけたようです。

 

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先日のセミナーでザイコフスキー師から教わった「頑張らない動き」は、

システマの経験が長い人でも非常に難しいものですし、
「重心移動を活用する動き」も、システマ歴が短い人には簡単ではないでしょう。

ただ、少なくとも「筋肉を(あまり)使わない動き」を意識さえすれば、
それなりにシステマらしい動きにはなると思います。

いきなり高度な動きを目指すより、割合に意識しやすい基礎的な動きから
地道に積み上げていった方が、上達の道筋が見えてくると思います。

自分の今までのシステマ修行を振り返ると、
「筋肉を(あまり)使わない動き」ができるようになってからは、
身体のリラックスが進むことで「重心移動を活用する動き」がやりやすくなりました。

また、重みや重心移動を生かす感覚、
身体の部分から動く感覚を長年にわたり練習することにより、

インターナルフォームで動く感覚にも、なじみやすくなったような気がします。

従って、初心者もベテランも、その人なりの段階に応じて、
システマらしい動き、より良い動きを練習していけば、
より高次の動きへとスムーズに移行していけるのではないかと思います。

ははは

システマ南埼玉ではこのように、白板に図を描いて説明することが多いですが、あくまで西嶋の考えですから、参考程度に留めていただき、参加者それぞれが自分なりのシステマを探求していただきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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システマ南埼玉では今後も、ザイコフスキー師から教わった
高度な要素を取り入れて練習することもあると思いますが、
いろいろと工夫しながら、参加者全員が無理なく
上達できるように進めていきたいと考えています。

よろしくお願いします。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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