8月3日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

今回のクラスでは、久しぶりにナイフワークを練習しました。
ナイフを活用して、感覚を広げたり、動きの精度を上げたり、
厳しい状況でもシステマ的な良い状態を保つことをテーマに設定しました。

余談ですが、過去のシステマ南埼玉では、
毎年8月は「グラウンド強化月間」に設定して、
グラウンドでの動きやレスリングをみっちりと練習することが通例でした。

しかし、今年の夏はとんでもない暑さですから、
負荷が高いグラウンドの練習を行ったら、
非常に激しく消耗して、疲れ切ってしまいそうです。

そのため、グラウンドよりは肉体的な負荷は軽いですが、
精神的な負荷が高く、ヒヤッとしたスリルがあるナイフワークを練習することで、
この暑い夏を乗り切ろう・・・と考えて、今回のテーマに設定してみました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景①】 ナイフによる突きや切り付け攻撃に対し、主に体捌きでかわしながら、攻め手のナイフや持ち手に、リラックスした手を軽く添えるというワーク。

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景①】
ナイフによる突きや切り付け攻撃に対し、主に体捌きでかわしながら、攻め手のナイフや持ち手に、リラックスした手を軽く添えるというワーク。

 

 

 

 

 

 

 

手に力や圧力を込めることは極力避けます。手を盾としてではなく、猫のヒゲのようなセンサーとして扱う感覚を養うワークです。

手に力や圧力を込めることは極力避けます。手を盾としてではなく、猫のヒゲのようなセンサーとして扱う感覚を養うワークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景②】 続いて、相手のナイフ攻撃にリラックスした手を添えた状態から、テイクダウンやストライク、ディスアームなどの反撃につなげるワーク。

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景②】
続いて、相手のナイフ攻撃にリラックスした手を添えた状態から、テイクダウンやストライク、ディスアームなどの反撃につなげるワーク。

 

 

 

 

 

 

 

相手のナイフ攻撃に圧力をかけてガードすると膠着しがちですが、柔らかく捌くと、相手を崩しやすくなります。

相手のナイフ攻撃に圧力をかけてガードすると膠着しがちですが、柔らかく捌くと、相手を崩しやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

ミリタリーグリップのナイフ攻撃に対し、フィギュア8

ナイフ攻撃に対し、フィギュア8を活用して捌く手法も紹介してみました。

 

 

 

 

 

 

このような様々なナイフ攻撃の捌き方は、DVD"Knife Disarming"で詳細に紹介されていますから、興味がある方はぜひ観ることをお勧めします!

このような様々なナイフ攻撃の捌き方は、DVD”Knife Disarming”で詳細に紹介されていますから、興味がある方はぜひ観ることをお勧めします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景③】 こちらは、可能な限り、攻め手のナイフ攻撃を速くしてもらって、受け手の対応力を養うワーク。

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景③】
こちらは、可能な限り、攻め手のナイフ攻撃を速くしてもらって、受け手の対応力を養うワーク。

 

 

 

 

 

 

危険な状況でのシステマ的な早さ・速さが求められます。

危険な状況でのシステマ的な早さ・速さが求められます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景④】 クラス終盤のフリーワーク。まずは、お互いにナイフを持った状態での何でも有りスパー。このようなスパーをやるのは初めての人が大半だったため、戸惑いはあったかと思います。

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景④】
クラス終盤のフリーワーク。まずは、お互いにナイフを持った状態での何でも有りスパー。このようなスパーをやるのは初めての人が大半だったため、戸惑いはあったかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 続いて、ナイフを持ったスパーの第2ラウンド。少しは慣れてきた感じがあります。

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】
続いて、ナイフを持ったスパーの第2ラウンド。少しは慣れてきた感じがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】 最後に、ナイフを置いて素手のスパーに移行しましたが、ナイフ感覚を生かした状態で行いました。ナイフを使っての攻防で、感覚や動きの質や精度が大分上がっていますから、素手でのスパーの動きもグッとレベルが上がりますね。

【8/3(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】
最後に、ナイフを置いて素手のスパーに移行しましたが、ナイフ感覚を生かした状態で行いました。ナイフを使っての攻防で、感覚や動きの質や精度が大分上がっていますから、素手でのスパーの動きもグッとレベルが上がりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
このクラスではおおよそ、このような内容でやってみました。

参加者は、システマのナイフワークを練習するのが
初めてという人が大半だったため、あまり高度な内容というよりは、
普段から練習しているごく基本的な要素をナイフワークに活用していきました。
具体的には、呼吸で動く、部分の動き、視野や感覚を広げる・・といった内容です。

そのような要素は、普段のクラスから何度も練習していますが、
システマ南埼玉の参加者には慣れ親しんだ当たり前の内容だといえます。
しかし、模擬ナイフとはいえ、ナイフという強烈に危険を感じさせる武器を使うだけに、
動きや感覚の質や精度が格段に研ぎ澄まされます。
練習の効果を普段よりはるかに上げてくれるのが、ナイフワークの素晴らしさだと思います。

実際、システマのナイフワークを初めて体験した人達は、
緊張感を持ちつつも、なかなか良い動きを見せていました。
ナイフワークのトレーニング効果や面白さを感じてもらえたとしたら、
リードした自分としても嬉しいですね。

また、昔の常連だったA井さんは、
長いブランクの後、最近また定期的にクラスに参加していますが、
今回のクラスでは、手を柔らかくセンサーとして使う動きがキッチリと出来ているのに驚きました。
以前は、腕をビュンビュン振り回して、相手とビシバシドカドカとぶつかり合う
ドラゴンボール的システマの使い手だったんですが。
しばらく見ない内に、とてつもなく進歩しているなと思いました。
月日は人を変えるものだな・・と感心しました。

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システマはリラックスすることを重視する武術ですから、
自分がシステマ南埼玉でリードする時は、
無駄な圧力感や、シゴキ的な強制感を出すことはまずありません。
参加者の皆さんが和気藹々と楽しく練習できるように心掛けています。

もっとも、そのような姿勢で練習していると、
ウッカリすると、実戦を想定した武術を練習する上で必要な
最低限の緊張感も欠いてしまう場合もないとはいえません。
(参加者それぞれの武術経験・性格・志向にもよりますが。)

その点、ナイフを練習に取り入れれば、楽しくリラックスして練習をしながらも、
適度なピリッとした緊張感が自ずと入りますから、
自分としてはナイフワークが非常に気に入っています。
できれば、毎回のクラスで、ナイフワークを取り入れたいくらいですね。

今回のクラスは、ごく基本的なナイフワークを中心に練習しましたが、
なかなか充実したクラスになったと思います。
ナイフワークをただ一度だけのクラスで終わらせるのはもったいないですから、
今後もしばらくは、ナイフを使った練習を続ける予定です。よろしくお願いします。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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