6月8日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
このクラスでは、ストライクを中心に練習しました。
まずは、システマの動きで特徴的な
「部分から始動する動き」をじっくりと養いました。
そして、「手首を真っ直ぐ」にして「拳から」動くという
プッシュアップの基本的なフォームを固めた上で、
プッシュやストライクへと展開していきました。
それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
このクラスではおおよそ、このような内容でやってみました。
ヴラディミア・ヴァシリエフ師の著書「ストライク」の中で
紹介されていたワークも含め、様々なメニューを行いましたが、
ボクシングボールを使ったストライクの練習は特に面白いなと思いました。
というのも、最近の自分は自宅で、ボクシングボールを使った練習にハマっています。
ボクシングボールというのは、頭に紐付きゴムボールを装着して、
ピシピシ打つというトレーニング器具です。
リズム感、運動神経、動体視力が発達しますし、
対象物にナックルを正確に当てる感覚も養えますから、
ボクサーが練習に取り入れたりしています。
※ ↓【参考動画】ボクシングボールとは、このようなトレーニング器具です。
https://m.youtube.com/watch?v=yzwADVjnSjs&t=6s
今回のクラスでは、このボクシングボールを使ったワークを、
ストライクの正確性を高める目的で取り入れてみました。
参加者の皆さんは、最初の内はボールを打つのがなかなか難しそうな感じでした。
しかし、拳から始動して目標まで最短距離で打つ
システマのストライクの打ち方を徹底すると、
正確にヒットする確率が大分上がったようでした。
このボクシングボールを、足〜腰〜肩〜腕〜拳と、
全身を連動させて打つボクシングのパンチや空手の突きのような動きで
打とうとすると、かなり難しくなると思います。
そのためには、運動神経が相当に発達する必要があるでしょう。
一方、システマのストライクの場合、それほど運動神経が良くない人でも、
正確にボールをヒットするのは難しくないように思います。
また、逃げるように動き回るボールを拳で追うように打つことも簡単です。
ヴラディミア師の著書「ストライク」にも、
ボクシングのパンチとシステマのストライクの違いについて書いてありますが、
システマのストライクの動きの特長や優位性を今回のクラスでの練習を通じて再認識しました。
余談ですが、1年ぶりにクラスに参加した古株メンバーのAさんも、
自宅でボクシングボールを蹴ったりナイフで突く練習をしているとのことです。
なかなか目の付け所がいいなと感心しました。
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ご参考までに、自分が自宅での練習に使っている
ボクシングボールをご紹介しておきます。
⇒ Amazonのボクシングボールのページ
このボクシングボール、値段は2000円もしませんが、
非常にトレーニング効果が高いため、かなりおススメです。
自分は大変気に入って、自宅で毎日のようにピシピシ打っています。
ただ、自分はあくまでシステマを修行しているわけですから、
格闘技の練習のような感覚で、空手やボクシング的な打撃で打たないように気をつけています。
あくまでシステマの打撃、システマの理合、
システマ的な感覚や体の使い方を養うために、この器具を使用しています。
システマ南埼玉の練習でも、自分が考えたオリジナルワークを取り入れたり、
スパーリングを多めに行ったりしていますが、
あくまでシステマの上達に役立てるため、という目的です。
目的と手段の順番が逆になって、
システマの基本から離れないように、今後も気をつけたいですね。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:00~23:30
木曜(夜練) 22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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