3月24日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
今回のクラスは、「キープムービング」「動きのパワーを生かす」
というテーマで練習しました。
自分は繊細なインターナルワークも好きなんですが、
厳しいコンバティブな状況になればなるほど、高度な動きは出づらくなります。
それより、呼吸・リラックス・姿勢・動き続ける…というシンプルな4大原則を
どの程度のクオリティで体現できるか、ということが大事になってくると思います。
特に、自分より大きくて強い人や複数を相手にする時などは、
居着かずに常に動き続けて、動きのパワーを生かしていかないと、
サバイブすることが難しいでしょう。
ということで、今回は昔のシステマジャパンでよくやっていたような、
ダイナミックに動くワークを中心にしました。
お洒落なインターナルワークもいいですが、
まずはリラックスして、いつでも自由に動けないと話になりません。
だから、座禅転がりや動きの究極ワークなどをみっちり行い、
クラスの間は常に止まらずに動き続けている感覚でやってもらいました。
それではご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
・・以上、後半のごく一部のワークしか紹介していませんが、
今回のクラスではこのような内容で練習しました。
前にも書いたように、クラスの間は常に止まらずに動き続けている感覚で
ワークをやってもらったわけですが、この感覚は非常~~に大事です。
例えるなら、昔の間寛平のギャグで「わしゃ止まると死ぬんじゃ!」と言いながら
杖を振り回して暴れまわる「起きたっきり老人」というのがありましたが、
そんな感覚でシステマをやるといいと思います。
数年前のセルゲイ・オジョレリフ師の来日セミナーの時、
セルゲイ師は「生きているということは、動いている状態」
「止まっている状態は、死んでいるようなもの」といった言葉で、
システマの四大原則の1つ「動き続ける」の重要性を説明していました。
システマのマスターも、間寛平のギャグと同じようなことを言うんだなと思いましたね。
それと同時に、やはり、常に居着かずに動ける状態を保っていないとダメだなと、
セルゲイ師の言葉は自分の中に強い印象が残っています。
今回のクラスの後半には、動きのパワーを生かした様々な実戦技法を練習し、
最後は、対複数のフリーワークで締めました。
対複数戦はなかなかキツかったようですが、
「居着かずに動き続ける」ことの重要性がよく感じられたことと思います。
厳しい状況では、細かいことはさておき、
とりあえず雑でもいいから、動いてさえいれば何とかなる、という面もありますね。
(もちろん、動きに精度が伴うのが望ましいですが。)
初心者の方は特に、最初から緻密で繊細な動きを目指すよりは、
まずはリラックスして自由にダイナミックに動けるように練習した方がよい気がします。
今回のクラスでやったような、
シンプルに動くコンバティブなワークは個人的に好みなので、
今後も南埼玉のクラスのメニューに時々は取り入れていこうと思います。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:30~24:00
木曜(夜練) 22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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