2月22日（土）に行ったクラスの感想を備忘録として書いておきます。
（特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。）
このクラスでは前週と同様に、インターナル度を高めにして練習しました。
ここ2年ほどの常連のEさんのほか、
システマ南埼玉の発足当初からの最古参メンバーのIさんが久しぶりに参加。
合気道経験が長いEさんや様々な武術の経験が豊富なIさんが相手だけに、
普段にも増して濃い充実した練習が出来ました。
練習内容としては、重みを自由に使いこなす段階の動きを経て、
その流動的な感覚をいわゆるインターナルフォームの段階の動きに
転化・進化させていく形で進めました。
このように段階を踏むと、普段の動きから
一気に高度なフォームの段階に行くよりは、飛躍感が薄くなると思います。
システマ的にいえば、リラックスして動くというのが小学生の段階としたら、
重みを使いこなすのは中学生の段階、インターナルフォームを使うのは高校生以上、
くらいのレベル感で自分はざっくり捉えています。
実際にはもっと細かいグラデーションもありますし、
各要素の濃淡は混ざり合っていますが。
修行を進める中で、小学生レベルからいきなり
高校生レベルの勉強をするのは飛躍感がありすぎるわけで、
自分は中学生レベルくらいの重みを使いこなす段階が非常に大事だと考えます。
中学の勉強をしっかりやっておくと、高校に行っても伸びるわけですが、
その段階をショートカットすると、かなり辛いだろうと思います。
そんな話をクラスでしていたら、
今は太極拳メインで熱心に修行しているIさんが、
重みを活かす動きは中国拳法でいえば勁の段階で、
インターナルフォームは意や気の段階では？・・などと、
中拳的な解釈を述べてくれました。
自分はIさんほど中国拳法の素養はないこともあり、
成程な・・！と思いました。
その後も、Iさんの太極拳や形意拳的な動きを体験したり、
中拳的に解釈しながらシステマのワークをやってみると、
普段の練習内容がより深く理解できましたし、自分の今のレベル感もよく分かりました。
おそらく、以前よりはかなり進歩はしているようです。
たまには、別の角度から練習内容を見直すと、様々な発見があります。
今回のクラスの参加者は自分を含め、内家拳的な志向が強かったため、
練習内容もマニアックな方向に進んでいきました。
小周天や大周天の話も出たため、
自分は気功修行に熱心だった頃にやっていた
小周天ストライク、大周天ストライクなども数年ぶりに試してみました。
久しぶりの割には、かなり良い感じに出来ました。
システマというより気功要素が強すぎるため、あえてやらないようにしてきましたが、
たまには練習してみるのも面白いなと思いました。
Iさんはシステマ南埼玉のクラスに参加する度に、システマも太極拳も他の武術も、
分けて捉える感覚がますます薄れてきていると言います。
その感覚は自分もまさに同感で、どの武術でも高度な段階になると、
目指す感覚や境地は自ずと似てくると思います。
しかし、それぞれの武術によって
方法論やテイストが違うのも面白いところですね。
そんなことを考えながら色々と試していると、
2時間半のクラスがあっという間に感じるほど、楽しく充実した練習ができました。
昔の未熟な頃の自分を知っている古参メンバーと久しぶりに稽古すると、
自分の今の進歩度合いや立ち位置が分かるから有り難く感じます。
今回のクラスで大きな刺激を受けて、
今後のシステマ修行についても、ますますやる気が増してきました。
———————————————————————
◆システマ南埼玉◆
月曜（夜練） 22：00～23：30
水曜・木曜（夜練） 22：00～23：30
土曜（通常クラス） 9：30～12：00
★新規の練習仲間を募集中！★
※↓詳細はリーフレットを参照下さい
システマ南埼玉【練習仲間 募集中！】リーフレット
システマに興味がある方は、お気軽に体験参加にいらして下さい！
———————————————————————
