近頃はやたらと忙しくてブログの更新ができていなかったが、
6月25日(土)のシステマ南埼玉の通常クラスと「第6回 システマ風掛け試し」が
なかなか充実した内容だったから、久しぶりに練習の記録を残すことにした。
当日は朝からどんよりと曇った天候で、
(こんな日は参加者がだいぶ減るもんなんだよな・・・)
(掛け試しができるくらいの人数が集まるかな・・・)
などと考えていた。
しかし、クラスを実施してみると、
悪天候にもかかわらず、参加者7名とそこそこの人数が集まって、ホッとした。
システマジャパンの先輩で、システマ南埼玉の名誉顧問であるマスターE藤や、
システマ東埼玉の主宰者で普段は夜練の方に参加しているT中さんが
久しぶりに土曜のクラスに参加してくれたのは有難かった。
また、システマ吉祥寺とむさしのシステマ倶楽部で練習している
N込さんが遊びに来てくれたのは、とても新鮮に感じた。
システマ南埼玉には時々、他の武術・格闘技を修行している方や、
別のシステマ団体のメンバーが、出稽古に来ることがある。
そのような人達からは、普段の常連メンバーとは違う感覚を得られるし、
こちらとしても大いに刺激を受ける。
だから今後も、たくさんの人達に
システマ南埼玉に遊びに来ていただきたいと思う。
それでは、今回のクラスの内容について。
クラスの前半は、6月のインターナルワーク特集として練習した内容の総復習を行った。
コネクト感を活かした崩し、テイクダウン、
ストライク・・・などなど、駆け足でざっと復習したわけだが、
その中の主なワークを写真&キャプションでご紹介したい。
そして、インターナルの感覚を十分に高めた上で、
クラスの後半には「第6回 システマ風掛け試し」を実施した。
しかし、いきなりガチンコ気味の掛け試しをやると、
固い動きや、力のぶつかり合いになる傾向があるのは、今までの経験からよく分かっている。
せっかくインターナル感覚を養ったのに、
ドラゴンボール的なビシバシと弾くような戦いをしてしまうのはもったいない。
だから、クラス前半で練習した体のつながり感、コネクト感などの繊細な感覚を
自由攻防に活かすために、前回の掛け試しと同様に、丁寧に段階を踏んでいくことにした。
具体的には、掛け試しの様子の写真にキャプションを添えて紹介してみたから、
興味のある方は読んでみていただきたい。
第4ラウンドまでは、本番の掛け試しに移る前の準備運動的なフリーワークとして行ったが、
参加者の動きが良い具合に柔らかくリラックスしてきたから、
第5ラウンドからは、通常のシステマ風掛け試し形式で実施した。
タイムキーパー&撮影係の自分も見ていてばかりではつまらないから、
第5ラウンドから掛け試しに乱入することにした。
今回のクラスでは、インターナル感覚をじっくりと練った上で、
慎重に段階を踏みながら掛け試しに臨んだわけだが、
参加者の動きの質は前回よりもさらに向上したように感じられた。
さすがに、ザイコフスキーのような達人的なコネクト感を自由攻防の中で
活かすまでには至っていないが、
インターナル感覚を活かして戦うという狙いは、ある程度は成功したように思えた。
緊張しがちな自由攻防の中で、
インターナルワークの繊細な感覚を活かすことは、かなり難しいのは間違いない。
自分も昔は、通常のスローな練習で10できることが、
自由攻防の中ではせいぜい1や2くらいしか出せなかったと記憶している。
しかし、普段のクラスや、システマ風掛け試しの中で、
いろいろと工夫しながらスパーを重ねていくうちに、
自由攻防の中でもインターナル感覚が3とか4ぐらいは
発揮できるようになった実感がある。
非常に難しいことでも、じっくりと丁寧に場数を踏んでいけば、
何とか身に着けることができるものだなと思った。
また、ステイトが乱れがちな自由攻防や実戦の中で、
質の高い動きができるようになるためにも、
普段の練習はゆっくり丁寧に行い、動きの精度を極限まで高めていく必要があると思った。
余談だが、今回の通常クラスと「第6回 システマ風掛け試し」の動画を、
システマ南埼玉のFacebookページに載せておいたから、
南埼玉でどんな練習や掛け試しを行っているか興味がある方は、
観ていただくとよいかもしれない。
特に、今回の掛け試しに参加したメンバーは、
自分や対戦相手の動きを何度も見直すことをお勧めしたい。
きっと多くの気づきが得られることだろうと思う。