4月7日（土）に行ったクラスの感想を書いておきます。
（特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。
今回のクラスでは、武器を使った練習を久しぶりにやってみました。
というのも、武器を扱う際や、武器を持った相手に対処する際は、
素手の時よりも一層、居着かないキープムービング性や、動きの精度が求められるからです。
最近練習してきた要素をさらに高めて、動きのレベルを格段に上げることができるんですよね。
だから、ナイフ、木刀、スティック（杖）、ショートスティック、鞭・・など
様々な武器を使ってみました。
また、4月2日（月）のシステマ東京・赤坂オープニングクラスで、
トロント本部のシニア・インストラクター、ジェイソン・プリースト師から
教わったワークの中に面白いものがあったので、それも今回のクラスに取り入れてみました。
それではご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
【4/7（土）システマ南埼玉の練習風景①】 好きな武器を使って素振りをしてもらいました。筋肉を力ませて振ると遅くなり音が鳴りませんが、リラックスして振ると格段に速くなり、風切り音も聞こえるようになります。また、体の重みを武器に流し込んで振るなど、様々な振り方を試してもらいました。
【4/7（土）システマ南埼玉の練習風景②】 武器を振る感覚を生かしてストライクするというワーク。武器を振った後でストライクすると、その効果がだいぶ上がりますね。
【4/7（土）システマ南埼玉の練習風景③】 武器攻撃をかわして捌くというワーク。実際には武器を素手で捌くのは相当難しいですが、まずは体慣らし的にやってみました。
【4/7（土）システマ南埼玉の練習風景④】 先日のシステマ東京・赤坂オープニングクラスで、トロント本部のシニアインストラクター、ジェイソン・プリースト師から教わったワーク。
相手の体に拳を接した状態から、相手の攻撃の起こりを感じたら、拳で打ちます。相手のステイトの変化を捉えるのに良いワークだと思いました。
【4/7（土）システマ南埼玉の練習風景⑤】 先程の起こりを捉える感覚も生かしながら、改めて武器攻撃を捌くワークをやりました。
実際に武器を持つ相手に対処する際は、こちらも物を持つか、石などを投げるなどした方がよいと思います。
それができない場合は、素手で対処することになりますが、このような先の先の感覚がないと厳しいでしょうね。相手の武器攻撃が来てから対処するのは遅すぎます。
【4/7（土）システマ南埼玉の練習風景⑥】 最後は、武器感覚を生かしたフリーワーク。自分の腕が小太刀やショートスティックや鞭になった感覚で、打撃中心にやってもらいました。
普段のスパーより精度が高い動きになったと思います。
・・一部のワークしか紹介していませんが、
今回のクラスはこのような武器を使った練習をしました。
やっていること自体は、普段のシステマの動きと変わりませんが、
武器の重さやリーチの長さというメリットを活かせますし、
軌道が明確になる分、動きの良し悪しが分かりやすくなります。
武器を使うと、普段の練習よりグッと真剣味が増します。
システマがそれなりに上達したつもりでも、
武器を捌くとなると、全然ダメだったりしますから、
自分の動きを見直すきっかけにもなります。
練習がマンネリ気味になってきたら、武器を取り入れてみると、良い刺激になりますね。
また、武器を使う時は体の一部のような一体感を持ちながら扱い、
素手の時は腕が小太刀やショートスティックのような感覚で精密に扱うと良いと思います。
武器を持っても、素手でも、同じ感覚でシステマができるようになりますし、
動きの質がどんどん上がっていきますからね。
今回のクラスに限らず、自宅での自主練などでも、
時々は木刀やスティックなどの武器を使うと、トレーニング効果が非常に大きくなります。
自分は週1回くらいは木刀や鞭を振ったりして、体の通り具合をチェックしています。
皆さんもぜひ、自主練に武器を取り入れてはいかがでしょうか。
——————————————————————————
◆システマ南埼玉◆
月曜（夜練） 22：30～24：00
木曜（夜練） 22：30～24：00
土曜（通常クラス） 9：30～12：00
——————————————————————————
