6月18日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
今回のシステマ南埼玉のクラスは、前回に続き、ナイフワークを練習しました。
4月にコロナ休止期間を終えて活動を再開してから、
2ヶ月ほど経った最近では、参加者の顔ぶれが安定してきています。
今回の参加者は皆、クラス参加が5〜6回目で、
システマへのリテラシーが同程度でしたから、リードしやすく感じました。
また、今回の練習内容の設定も、参加者の皆さんにとっては、
難しすぎず、易しすぎず・・で、ちょうど良いレベル感だったかなと思います。
自分がシステマ修行を始めた2009年頃に比べて、
最新のシステマの潮流としては、インターナル系を中心にかなり高度化しています。
そのため、初心者が参加したクラスがたまたま、
高度なインターナルワークを練習する回だったりすると、なんじゃこりゃ状態になる場合も多いように思います。
その辺りを懸念することが、ここ数年は多かったため、
4月にクラスを再開してからは、練習内容が高度になりすぎないように、
ごく基本的な内容から丁寧にリードするように意識してきました。
今回のクラスでも、自分が昔、
システマジャパンやシステマ東東京で習った基本を中心に練習してみました。
今回も前回に続き、ナイフ攻撃をガードせずに、
リラックスした繊細な腕や手で聴勁して捌いたり、
初歩的なコネクトワークを中心に練習しました。
参加者の皆さんは、システマ歴は浅いですが、
武術歴が長い人達だったため、さすがに吸収が速い印象です。
ひとクラスの中で、一気にレベルアップする様子が見ていて分かりました。
特に、柔術歴10年以上のKさんの伸びは素晴らしく、
ナイフ攻撃を吸い込むように捌く感覚が早くも身についていました。
なるほど、自分が相手の攻撃を捌く時には、
このようなヌルッと吸い込まれるような気持ち悪い感じを与えているんだな、と新鮮に感じました。
Kさんはドラクエに例えれば、今回のクラスで、
はぐれメタルを倒して一気にレベルが3つ上がったような印象でした。
このように、伸びる時は、とんでもなく実力が伸びる点も、
システマの魅力の一つだと改めて感じました。
今回のクラスに限らず、システマを修行している人が突然、
以前より格段に進歩することはよくありますが、
特にナイフワークなど、武器を扱う練習をしている時に、
そのような突然変異的な上達をする場合が多いような気がします。
本身ではない模擬ナイフであっても、鋭い刃を扱う際にはは
自ずと感覚が鋭敏になり、真剣味がある練習になります。
また、ナイフなどの武器が与えてくれる明確な方向性や
重さなども素晴らしい刺激になって、
システマの原理を学ぶ上で、大いに助けになると思います。
次回のクラスでも引き続き、ナイフワークを練習する予定ですが、
いずれはナイフに限らず、スティック(杖)や木刀などの
様々な武器を扱うクラスも実施してみたいですね。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:00~23:30
木曜(夜練) 22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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