少し時間が空いてしまいましたが、
7月29日（土）に行ったクラスの感想を備忘録として書いておきます。
（特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。）
このクラスでも、前回、前々回に引き続き、6/16（日）に参加した
大西亮一インストラクターの東京セミナー（主催:システマ東武）の
内容を、復習・シェアしました。
常連のEさんのほか、久しぶりにSさんも参加。
いわゆる「手袋を脱ぐ」動きをみっちりと練習しました。
前回のクラスに参加したKさんと同様に、
今回のSさんも「手袋脱ぎ脱ぎ」を体験するのが初めてで、
システマ歴もまだ1年ほどと経験が浅いですから、
いきなり本番のワークをやるのは唐突感があると思いました。
そこで本番前の準備として、繊細な感覚を高めるワークをやったり、
骨・筋肉・筋膜を独立させて動かす練習などを行いました。
特に、会場備え付けの薄いゴム手袋を手にはめて、
リアルな手袋脱ぎ脱ぎをやったのが非常に効果的でした。
「手袋を脱ぐ」という言葉の表面的なイメージに囚われると、
やや本質から外れた方向に行くおそれがあると感じます。
実際、Twitterで流れてくる「手袋脱ぎ脱ぎ」の情報を参考に、
自分で色々と模索した動きは、それはそれで一定の効果はあったものの、
大西さんの「手袋脱ぎ脱ぎ」とはかなり違っていました。
それが、先日のセミナーで実際に大西さんの動きを体感してから、
成程！とスッキリと腑に落ちました。
そして、10年以上前にミカエル師から教わったように、
片手で手袋を脱いだり、手を使わずに靴下を脱いだりと、
リアルな「手袋脱ぎ脱ぎ」をまずやった方が、その本質を掴みやすいように思いました。
そのようなわけで、自分が考える「手袋脱ぎ脱ぎ」の本質を理解するための
準備運動を行なった上で、本番のワークに臨んだわけですが、
参加者のEさんもSさんも、なかなか良い感じに「手袋脱ぎ脱ぎ」の動きの効果が出せていました。
僭越ながら、最近のシステマ南埼玉のクラスや夜練で「手袋脱ぎ脱ぎ」を複数の人にシェアしてみて、
参加者のシステマ歴や武術歴はバラバラでしたが、どの人も「手袋脱ぎ脱ぎ」の感覚をある程度は掴んで、
一定の効果的な動きが出来ていました。だから、本質から外れない練習はやれていたかなと思います。
今回のクラスでざっと一通りの大西さん東京セミナーの内容のシェアを行なった後は、
「手袋脱ぎ脱ぎ」のコンセプトで様々なオリジナルワークを行なったり、
過去にやってきたシステマの術理で解釈した上で発展した動きなども色々と試しました。
今回の練習でさらに「手袋脱ぎ脱ぎ」の解像度を高められました。
「手袋脱ぎ脱ぎ」は様々なシステマの原理・術理を効果的・効率的に発揮するための
コンセプト、プラットフォームのような感覚で自分は捉えています。
従って、人それぞれの経験に応じて、どのレベルでもやれるし、様々な術理を載せて運用することができます。
だから、「手袋脱ぎ脱ぎ」を集中的に練習することで、
システマの原理・術理への理解が一段と深まりますし、基本的なシステマ力が高められるため、
「手袋脱ぎ脱ぎ」のコンセプトから外れた動きをやっても、その効果がブーストされるように思います。
そういう意味では、刀禅の揺腕法みたいなもので、いつでも、どのでも気軽にやれて、
実力の底上げに絶大な効果があるチート気味のワークであり、コンセプトだなとと感じます。
今後も当分は、「手袋脱ぎ脱ぎ」にフォーカスして、楽しく練習できるなと思いますね。
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◆システマ南埼玉◆
月曜（夜練） 22：00～23：30
水曜・木曜（夜練） 22：00～23：30
土曜（通常クラス） 9：30～12：00
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