6月29日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

今回のクラスは「システマらしい攻防感覚を養う」というテーマで練習してみました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景①】 相手の強引なホールド攻撃に対し、対抗しようとすのではなく、相手の動きをもらって崩すというワーク。

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景①】
相手の強引なホールド攻撃に対し、対抗しようとすのではなく、相手の動きをもらって崩すというワーク。

 

 

 

 

 

 

 

サーフィンのような感覚で相手の動きに乗り、自分の良い状態を保ち続けると、自分の力はほとんど使わなくても相手が崩れていきます。

サーフィンのような感覚で相手の動きに乗り、自分の良い状態を保ち続けると、自分の力はほとんど使わなくても相手が崩れていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景②】 相手からもらったストライクを返す練習。

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景②】
相手からもらったストライクを返す練習。

 

 

 

 

 

 

相手のストライクの動きで崩れた姿勢を戻す勢いをストライクに転換して、相手に返します。キャッチボールようにストライクのエネルギーを交換していきます。

相手のストライクの動きで崩れた姿勢を戻す勢いをストライクに転換して、相手に返します。キャッチボールようにストライクのエネルギーを交換していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景③】 続いて、プッシュを受けて返す動き。相手のプッシュを体に受けて返すのと同じ感覚で、相手のプッシュと体に空間をあけてカウンターのプッシュを返します。

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景③】
続いて、プッシュを受けて返す動き。相手のプッシュを体に受けて返すのと同じ感覚で、相手のプッシュと体に空間をあけてカウンターのプッシュを返します。

 

 

 

 

 

 

 

実戦では、相手の打撃は食らいたくないですから、普段の基本的なシステマのワークでの動きを、実戦的に応用するための練習だといえますね。

実戦では、相手の打撃は食らいたくないですから、普段の基本的なシステマのワークでの動きを、実戦的に応用するための練習だといえますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景④】 さらに、相手のストライクをかわしながらカウンターのストライクを返す練習へと発展させました。

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景④】
さらに、相手のストライクをかわしながらカウンターのストライクを返す練習へと発展させました。ストライクだと動きが速くなりますが、感覚としては今までのワークと同じです。何度も決まった動きを反復してカウンターを磨くような練習ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ストライクだと動きが速くなりますが、感覚としては今までのワークと同じです。何度も決まった動きを反復してカウンターを磨くような練習ではありません。自分の良い状態やバランスを保つことを意識すれば、何も考えなくても自然な感覚で打てる点が、システマ的なカウンターの良さだと思いますね。

自分の良い状態やバランスを保つことを意識すれば、何も考えなくても自然な感覚で打てる点が、システマ的なカウンターの良さだと思いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 クラス最後の恒例のフリーワーク。まずは、レスリング形式で。スパーの序盤は、片方は強引に攻めますが、もう片方はシステマ的な良い状態を保つことを意識して動いてもらいました。

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】
クラス最後の恒例のフリーワーク。まずは、レスリング形式で。スパーの序盤は、片方は強引に攻めますが、もう片方はシステマ的な良い状態を保つことを意識して動いてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

慣れてきた段階で、お互いが良い状態を保つことを意識して攻防するようにしました。

慣れてきた段階で、お互いが良い状態を保つことを意識して攻防するようにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

システマらしい攻防感覚

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】続いて、打撃スパーを行いました。

 

 

 

 

 

 

相手が強引に攻めてきても、自分は良い状態を保つことを意識して。

相手が強引に攻めてきても、自分は良い状態を保つことを意識して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景⑦】 最後に、打撃もレスリングも何でもありの総合スパーで締めました。

【6/29(土)システマ南埼玉の練習風景⑦】
最後に、打撃もレスリングも何でもありの総合スパーで締めました。

 

 

 

 

 

 

 

前回のクラスではスパーがやり切れず不完全燃焼でしたが、今回は3ラウンドやり切れて良かったです。

前回のクラスではスパーがやり切れず不完全燃焼でしたが、今回は3ラウンドやり切れて良かったです。

 

 

 

 

 

 

 



・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
このクラスではおおよそ、このような内容でやってみました。

システマ南埼玉はおそらく、日本のトレーニンググループの中でも、
クラスの中でスパーリングやフリーワークを行うことが多い部類だと思います。

それはなぜかというと、リードしている自分がスパー好きというのが最も大きいですが、
スパーリングをやらないよりは、やる方がずっとメリットが大きいと思うからです。
スパー不要論を唱える人もいるかもしれませんが、
自分としては、上達度合いの確認や、リアリティチェックのためにも、
ある程度の自由攻防の経験は必要だと考えています。

従って、システマ南埼玉ではいつも、2時間以上はみっちりと
準備運動や
攻め手と受け手に分かれた通常の練習をこなした上で、
クラスの最後の仕上げとして、スパーリングを2分間×3ラウンドほど行うことにしています。

もっとも、スパーリングは実戦的に強くなるためには効果的ですが、
システマの動きを身につけるという観点では、良いことばかりではありません。
打撃スパーをやる場合、ウッカリすると、空手やキックボクシング的な攻防になってしまい、
システマらしい動きが消えてしまうことがよくあります。

また、かなり気をつけていないと、
力と力、緊張と緊張がぶつかり合うような戦い方になるおそれがあります。
特にシステマ経験の浅い人は、ビシバシドカドカとぶつかり合うような
ドラゴンボール的展開になりがちです。

だから、今回のクラスでは、四大原則を守ることはもちろん、
相手とぶつからない、相手の動きに乗る・・といった
システマならではの攻防感覚を養うための練習を重ねていきました。

今回のクラスの参加者は、まだシステマ歴が短い人が中心でしたが、自
分の予想よりも自由攻防の動きにシステマらしさがあり、なかなか良い感じだなと思いました。

また、久しぶりに参加してくれたシステマ東埼玉T師匠の動きには
さすがに、熟練の渋みや、匠の技を感じました。
T師匠は錬空武館の掛け試し稽古会の常連ですから、
システマらしさを保ちながらスパーリングを行うという点については、相当な経験値があります。
「システマらしい自由攻防」というテーマの今回のクラスに、
T師匠が参加してくれて良かったなと思いました。

自分は8年前にシステマ南埼玉の活動を始めましたが、
かなり初期の頃から、システマ的な自由攻防を追求するための
実験的なスパーリングを行ってきました。
最初の頃は、かなり難しさを感じましたし、相手とガツガツぶつかり合うような
不細工な動きをすることが多かったと思います。

しかし、地道に実験的なスパーリングを重ね続けることで、
最近ではかなりリラックスして快適なシステマ感覚で自由攻防できるようになった気がします。
また、クラスへの参加者にも、システマらしい攻防感覚を伝えるための
方法論が確立されてきたように思います。

少なくとも、やれはやるほど固くなり、システマらしい動きから離れるような
スパーリングを続けることはなくなった気がしますから、
今後も引き続き、クラスの最後の楽しいスパーリングを重ねていこうと考えています。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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