4月14日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。

最近のクラスは「動き」の向上をテーマにしてきましたが、
今回は久しぶりにグラウンドの動きを中心に練習してみました。

さらに、ナイフなどの武器も取り入れながら、
よりスリリングな形でグラウンドワークを行いました。

また、システマとは少し違いますが、
緊張している状態でもシステマ習熟度が低くても簡単に使える
便利テクニックも紹介してみました。
今後のクラスでも、そのような簡単なコツ的なものも随時、紹介していきたいですね。)

ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

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【4/14(土)システマ南埼玉の練習風景①】 膝立ちやしゃがんだ状態でナイフを捌く練習。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【4/14(土)システマ南埼玉の練習風景②】 グラウンドで押さえつけられた状態から返す練習。

 

 

 

 

 

 

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押さえられた部分でなく、動ける部分から動いて返すのが基本ですが、コネクトを使ったり、プッシュを使ったり、今回紹介した便利テクニックを使ったり・・など、様々なやり方を自由に試してもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【4/14(土)システマ南埼玉の練習風景③】 片方がナイフを使ってもよい、という条件でのレスリング。

 

 

 

 

 

 

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ナイフを刺すか、ディスアームされたら、ナイフを持つ人をスイッチします。

 

 

 

 

 

 

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グラウンドでもナイフなどの武器があると、柔術の何とかガードみたいに膠着する技は使いづらいため、システマらしい流れるような動きになりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【4/14(土)システマ南埼玉の練習風景④】 クラス最後のレスリングのフリーワーク。

 

 

 

 

 

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この前に、シャープにエグく打つストライクを練習したので、そのようなストライクも使ってよい、という条件で。

 

 

 

 

 

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グラウンドだと、ストライクがスタンドの何倍も効いてしまいますから、ナイフありのレスリングと同様に、膠着せずに流れるように動く必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【4/14(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 自分の最後のレスリングスパーの対戦相手は、最近、進境著しい常連のSさんでした。

 

 

 

 

 

 

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手ごたえがあって楽しかったです。時間切れで早めに切り上げたのが残念でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・一部のワークしか紹介していませんが、
今回のクラスは大よそこのような形で練習しました。

スタンドではリラックスして動けるつもりでも、
グラウンドになると、意外なほど自由に動けない人が多い
のではないかと
思います。

自分も、システマを始めて2~3年ほど経った頃、
そこそこ上達していたつもりでしたが、
システマジャパンでグラウンドワークをみっちりやった時、
情けないほど動きが鈍く、ショックを受けたことがあります。

それ以来、週に一度は必ずグラウンドの動きを練習することにしています。

今ではもう6~7年にわたり、グラウンドワークの定期的な自主練を積んできましたから、
グラウンドでの動きにはそれなりに自信がつき、スタンドとほぼ同じ感覚で動けるようになりました。

リラックスして重心を自在に転がして動くという点では、
スタンドもグラウンドも全く変わらないですね。

今回のクラスでは、自分がルーティンとして毎週行っている
グラウンドワークのメニューも紹介してみました。
これは、今までにシステマジャパンのクラスやセミナーなどで教わった動きの中から、
自分がうまくできなかった動きや、特に重要な要素が詰まっていると思う動きを厳選して
ルーティンに落とし込んだものです。

週に1回とはいえ、30分も1時間もかかるものだと続けるのが難しいですから、
せいぜい10分~15分程度で済ませられるように、内容を非常に濃く凝縮しています。
今回ご紹介したグラウンドのルーティンを定期的にこなしていけば、
間違いなくグラウンドの動きは向上すると思います。

ただ、あくまで西嶋の好みで選んだワークですから、
グラウンドの動きを良くしたい方は、特に重要だと思うワークを選んで、
自分だけのオリジナルのルーティンを作って励行することをお勧めします。

負荷が高いグラウンドでリラックスして動けるようになると、
スタンドではより一層、自由自在に動けるようになりますから、
グラウンドワークは定期的に練習する価値があると思いますね。

 

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また、今回のクラスでは、グラウンドワークの中に
ナイフなどの武器も取り入れたため、かなり刺激的で充実した練習ができました。

自分はクラスでの練習に限らず、普段の自宅でのグラウンドワークの自主練の際にも、
武器を想定して動くことがよくあります。

例えば、床に横たわっている状態で、真上から日本刀で斬撃されたらどのように逃げるか・とか、
なぎなたで地を這うような軌道で切り払われたら、どうかわすか・・などなど。
危険な武器攻撃を生々しくイメージして、
バキ的なリアルシャドーでグラウンドの動きを練習するのが好みです。

まあ、平和な日本でまともな人生を送っていたら、
そのような攻撃を受けることは考えにくいですが、
リーチや殺傷力が圧倒的な武器に対して、
ただでさえ動きづらいグラウンドでどのようにサバイブするかをイメージすると、
自分の動きの可能性を飛躍的に広げられるんですよね。

前回のクラスの感想の記事にも、
武器を使って練習すると動きの質がどんどん上がっていく・・という内容を書きましたが、
「武器」×「グラウンドワーク」ともなると、
さらに掛け算でトレーニング効果が上がっていきます。

 

図1

シニア・インストラクターのマーティン・ウィラー師。めちゃくちゃ強くてカッコ良かったです。この時のセミナーでは、8月の蒸し暑い中で、ひたすらキツ目のグラウンドワークを練習したので、汗でドロドロになってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分がそのような練習をやるようになったのは、
2011年のマーティン・ウィラー師の来日セミナーがきっかけでした。

そのセミナーでマーティン師が言うには、

「柔術やレスリングを何十年も練習した人は、
 素人に比べてグラウンドの技術がはるかに高くて強いが、
 その素人がナイフを持った途端に、技量の差が一気に縮まってしまう」

「だから、システマではグラウンドでの細かい技などは練習せず、
 グラウンドでも自由にリラックスして動き続けることを重視する」

 ・・・ということでした。自分は、なるほど!と感心しましたね。

そして、セミナーでは、ナイフ有りのグラウンドの動きをみっちり練習しましたが、
ダミーナイフでない本身のナイフだったら何度も死んでるな・・と思うくらい、
対武器のグラウンドワークは難しいなと実感しました。

それ以来、グラウンドワークの自主練の際に、
武器を意識したリアルシャドーなども積極的に取り入れるようにしています。
これは、今まで自分が工夫してきた練習方法の中でも、かなり効果が高い部類ですね。

相手がいない自分だけの練習なので、マンネリ気味になったり、
追い込みが甘くなったりすることも多いですが、
対武器を想定するだけで、ピリッと真剣味が増すのが気に入っています。

皆さんもぜひ自主練の際に、「武器」×「グラウンドワーク」の素敵な組み合わせを
試してみてはいかがでしょうか。 

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)     22:30~24:00
木曜(夜練)     22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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