6月24日(土)に行った通常クラスの感想を書いておきます。

7月1日(土)~2日(日)にシステマジャパンの主催で
アダム・ゼットラー師の東京セミナーが行われますから、
今回のクラスでは、その予習となる内容を練習してみました。

具体的には、2012年7月に行われた
ブレンダン・ゼットラー師(アダム師の双子の弟)の東京セミナーの内容を、
ストライクやキックを中心にシェアしました。

 

※↓【参考動画】2012年のブレンダン・ゼットラーの東京セミナー
ブレンダンの動きはキレキレで、カッコいいですね~。


6月22日(木)のシステマ夜練でも同じ内容をやってみましたが、
ゼットラー兄弟のトロント系のシステマは、
実戦にすぐ役立てられそうなシンプルで分かりやすいワークが多く、
自分もやっていて面白かったです。
参加者の感想を聞いても、楽しかったという声が目立ちました。

また、先日は、ダニール師の特別クラスの内容をシェアしたクラスの感想として、
「復習は大事」ということを書きましたが
(→ 6月10(土)のクラスの練習記録「復習はきっちりと」)、

今回のクラスを通じて、予習もやっぱり大事だな・・と思いました。
勉強でも習い事でもスポーツでも何でも、予習・復習は上達の基本ですよね。


それでは、ご参考までに、今回のクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
 
 

 

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【6/24(土) システマ南埼玉の練習風景①】 具体的なコンバティブなワークに入る前に、システマ南埼玉でよくやっている「動きの究極ワーク」を準備運動として行いました。 自分の体をPS4の格闘ゲームのキャラクターのようにイメージして、何百万もの画素のあらゆる点から、あらゆる方向に、あらゆる速さで動く、というワークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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このワークはもともと、ゼットラー兄弟のような自由度の高い動きを実現するために、数年前からやり始めたんですよね。自分は、ゼットラー兄弟のシステマにかなり影響を受けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【6/24(土) システマ南埼玉の練習風景②】 プッシュキックと受け流し。蹴る方は、姿勢・距離・身体のリラックスを感じながら行います。その後、キックと受け流しへと発展させました。

 

 

 

 

 

 

 

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キックは拳によるプッシュやストライクと有効な間合いが違いますから、自分が快適にキックを出せて、相手にしっかりと影響を及ぼせる距離をつかむことが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【6/24(土) システマ南埼玉の練習風景③】  相手に自分に向かって歩いてきてもらい、それに合わせて後退しながら出来る時にキック。また、相手に後退してもらい、前進しながらキック。

 

 

 

 

 

 

 

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動きながらのキックは、間合いの調節がなかなか難しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【6/24(土) システマ南埼玉の練習風景④】  相手に拳で連続してプッシュしてもらい、それを受け流しながら、出来る時に動きを切らずに相手にキックを返す、というワーク。

 

 

 

 

 

 

 

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また、相手に連続してストライクしてもらい、キックで返すワークも行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【6/24(土) システマ南埼玉の練習風景⑤】  相手に連続して拳でプッシュしてもらい、受けて流す中で、打てるようなら拳のプッシュを返す、というワーク。

 

 

 

 

 

 

 

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続いて、相手に連続してストライクを打ってきてもらい、当たらないように動きながら、絶好の状態まで待ってストライクを返す、というワークも行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【6/24(土) システマ南埼玉の練習風景⑥】  相手に連続してキックをしてきてもらい、当たらないように動き、絶好の状態まで動き続けてキックを返す、というワーク。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【6/24(土) システマ南埼玉の練習風景⑦】  最後は、南埼玉でおなじみのフリーワーク。拳でのストライクもキックも自由に使っての攻防を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

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ただ、最初から完全な自由攻防だとグダグダに膠着しがちなので、前半は、受け手と攻め手を決めて、カウンターを返すごとに役割を交代しながらやってみました。 そして、慣れてきた頃合いで、自由なスパーリングへと移行しました。

 

 

 

 

 

 

 

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このような打ち合い、蹴り合いは、スカッとして単純に楽しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・以上のワークを通じて、
アダム・ゼットラー東京セミナーの予習をやってみました。

今回のクラスには、体験参加の学生さんが来てくれましたが、
システマ経験が全くない人にとっても、スッキリと分かりやすい内容だったと思います。

その学生さんは、サークルアップの時に
「とても奥深い内容だった」と感想を述べていましたが、
システマ初心者にもほどよく理解できる、
ちょうどよい具合の奥深さだったのではないかと想像しています。

もし、モスクワ系のインターナルワークをやる時のクラスに参加したとしたら、
おそらく、(とても奥深そうなんだけど、何だか、よく分からないな・・・)という感想に
なったんじゃないかと思うんですよね。

自分はモスクワ系のインターナルワークも好きなんですが、
システマ歴が浅い人にとっては、ちょっと繊細すぎるというか、高度すぎるというか、
かなり敷居が高いような気がします。

少なくとも、システマを始めて1~2年くらいの人は、
ゼットラー兄弟に代表されるようなトロント系のシステマでみっちりと鍛えた方が、
システマが理解しやすく、上達が早いんじゃないかと思います。

2012年のブレンダンの東京セミナーのメモを読み返して、動画を見直すと、
ブレンダンはそれほど複雑な内容や高度すぎる理合などは言っていなかったんですが、
しっかりと呼吸して、リラックスして、姿勢を正して動き続ける・・というシンプルな原理を、
キッチリと高いレベルで体現している、という印象でした。

そこそこシステマ歴が長くなってきた自分にとっても、
ゼットラー兄弟のシンプルかつハイレベルなシステマは、
非常に魅力的ですし、素晴らしいと思いますね。

7月1日(土)~2日(日)にはいよいよ、アダム師の東京セミナーが開催されます。
ゼットラー兄弟のシステマが、どれだけ進化しているのか、体験するのが楽しみです。

もちろん、セミナーで学んだ内容は
システマ南埼玉のクラスでみっちりと復習・シェアしますので、
興味のある方はぜひ、クラスに遊びに来て下さい。よろしくお願いします。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)     22:30~24:00
木曜(夜練)     22:30~24:00
土曜(通常クラス)    9:30~12:00
 
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