1/30(土)に行なったシステマ南埼玉のクラスの感想をご参考までに載せておきます。
(mixiの日記の転載です。)
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今日のシステマ南埼玉は、どんよりとした天候のせいか参加人数は少な目だったが、合気道を長年やっている年配の方が体験しに来てくれた。かなり年上だし、合気道の指導もされている立場らしいから、リードする際も普段の南埼玉風のふざけたテイストはなるべく出さないように気をつけた。”家庭円満の姿勢” とか下品な用語をつい言ってしまったら、ドン引きされるに違いない。とりあえず、クラスの最後まで失礼なことがなく(多分)、システマを楽しんでいただけたたようで良かった。
クラスの前半は、先日のO西師匠のWSのシェアを行った。肩がリラックスして後方に落ちたチャージ状態を作り、プッシュやストライクなど様々な動きに発展させていった。クラスの途中で、マスターE藤やH野君も来てくれて、合気道経験者が増えたから、システマ式合気上げもやってみた。システマ式合気上げというのは、手首をつかまれた状態から、ストライクを打つ要領で手から動いて相手を崩すわけだが、そこに肩のチャージを加えると、さらに簡単に相手を動かすことができる。そこから、体の各部をホールドされた状態から、チャージを活用して様々に崩すワークもやってみた。
余談だが、システマ修行者には合気道の経験がある人が多い印象がある。システマ南埼玉にも何人かいるし、自分も若い頃、スティーブン・セガールに憧れて半年ほどやったことがある。リラックスを重視した脱力系の武術という点で、修行者の志向も似てくるのかもしれない。
クラスの後半はシステマ風掛け試しの第2回目を行った。掛け試しのコンセプトが前回よりだいぶ浸透してきたようで、参加者は皆、勝ち負けにこだわらず、自分の勉強になるように良い具合に動いていた様子。
前回の掛け試しの際に気になった点として、システマは力に頼らないことを重視するせいか、掛け試しの参加者がストライクを打つ際も威力が弱くなりすぎたり、遠慮しすぎる傾向がある。その点を改善してほしいと伝えたところ、怪我をしない安全な範囲で、相手にしっかりと影響があるプッシュやストライクを掛け試しの中で打てていた人が多かった。このような戦いの中での微妙なコントロールを学ぶためにも、自由攻防はたまにはやった方がいいと改めて思った。
今回は参加人数が少な目で、総当たりの掛け試しをやっても少し時間が余ったから、クラスの最後にバトルロイヤル風掛け試しをやってみた。要は、周囲の人の誰でも攻撃していいマスアタック的な掛け試しなわけだが、参加者全員が警戒しすぎると、お見合い状態が続く可能性もある。だから、参加者の半分は、ならず者的なアタッカー役に設定して、活発な攻防を期待した。
自分も参加してみたが、目の前の相手だけに集中すると、すぐに別の敵に背後に回られてやられてしまうから、気を抜けない。視野を広く取り、常に周囲の状況全体とコネクトする必要がある。たんなる余興としてやってみたワークだが、個人的にも非常に勉強になった。今後も定期的にやっていきたい。