1月12日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

今回のクラスは普段のクラスとは少し趣向を変えて、
システマの重要な要素であるマッサージを入念に行い、
心身をリラックスした状態に回復させることをテーマとしました。

そして、マッサージを通じて養った感覚を基盤として、
プッシュやストライクに展開していきました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景①】 足刀や踵などでエッジを立てて強く効かせるマッサージ。かなり痛いですが、バーストブリージングで緩和します。呼吸の有難さが分かりますね。そんなにしょっちゅうやる必要はないですが、たまにはこういったキツ目のマッサージもやると新鮮に感じます。

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景①】マッサージをじっくりと時間をかけて行いました。凝っている部分をほぐす感覚で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景①】 足刀や踵などでエッジを立てて強く効かせるマッサージ。かなり痛いですが、バーストブリージングで緩和します。呼吸の有難さが分かりますね。

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景②】
足刀や踵などでエッジを立てて強く効かせるマッサージ。かなり痛いですが、バーストブリージングで緩和します。呼吸の有難さが分かりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景②】 ストライクを打つ際の気持ちのあり方、ステイトを変えて、その効果を試してみるというワーク。ストライクを入れる深さは一定にして、① 相手を憎い、痛めつけたいという気持ち② ニュートラルな気持ち、③ 相手が大好きな、ラブ&ピース的な気持ち、・・・のそれぞれのステイトで、ストライクします。ストライクを打つ際のステイトの重要性が分かると思います。

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景③】
ストライクを打つ際の気持ちのあり方、ステイトを変えて、その効果を試してみるというワーク。① 相手を憎い、痛めつけたいという気持ち、② ニュートラルな気持ち、③ 相手が大好きな、ラブ&ピース的な気持ち、・・・のそれぞれのステイトで、ストライクします。ストライクを打つ際のステイトの重要性が分かると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景③】 相手が攻撃的な気持ちで荒々しく強引にホールドしたり倒そうとしてくるのに対し、マッサージを施すような感覚のプッシュやストライクで対処するというワーク。反撃してやろうという気持ちでストライクするのと、マッサージしてあげようという気持ちでストライクするのでは、相手の反応が大きく変わってきます。

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景③】
相手が攻撃的な気持ちで荒々しく強引にホールドしたり倒そうとしてくるのに対し、マッサージを施すような感覚のプッシュやストライクで対処するというワーク。反撃してやろうという気持ちでストライクするのと、マッサージしてあげようという気持ちでストライクするのでは、相手の反応が大きく変わってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景④】 今度は、マッサージ感覚のプッシュ、ストライクをフリーワークに活かしてみました。もっとも、お互いに自由に攻撃しあうスパー形式では、ぶつかり合いになりがちですから、交互に攻守を交代する形式で行いました。

【1/12(土)システマ南埼玉の練習風景④】
今度は、マッサージ感覚のプッシュ、ストライクをフリーワークに活かしてみました。もっとも、お互いに自由に攻撃しあうスパー形式では、ぶつかり合いになりがちですから、交互に攻守を交代する形式で行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
 このクラスでは、このような内容でやってみました。

マッサージはシステマの重要な要素の1つですが、
入念に行った場合、結構な時間がかかります。
システマ南埼玉の通常クラスは2時間半と長めではありますが、
マッサージをやるとコンバティブなメニューをやる時間が短くなるため、
クラスの中で積極的に行うことはありませんでした。

しかし、2019年は今まであまり取り組んでこなかった
システマの多様な要素も探求していく予定ですので、
ひとまず今回は、マッサージ尽くしのクラスにしようと思いました。


また、マッサージを受けたり、相手にマッサージを施すことで、
ストライクの質も向上するだろうという期待もありました。


自分はクラスをリードする際、
手首を真っ直ぐにしてストライクを打つことに関しては、
相当に口を酸っぱくして指摘する方です。
だから、システマ南埼玉に来る人は、ストライクが強くなるのが速いと思います。

しかし、上達の過程ではまず、強くはあっても
固くて破壊的なストライクになる人が多い印象です。
食らったら表面は痛くても、あまり浸透せず、
嫌な感じが残るストライクになりがちです。


ストライクを打撃だと意識すると、強い衝撃を与えてぶっ飛ばしたいとか、
良い所を見せたいとかいうエゴが出てしまい、残念なストライクになる傾向があります。
一方、穏やかな気持ちで、温かく柔らかく重い拳で
相手をマッサージする感覚で打てば、気持ちよく浸透する
質の高いストライクになると思います。


自分はそのように発想を転換してから、ストライクが大分上達した実感があります。
実際、今回のクラスでも、参加者のK君、Tさんのストライクの質が一気に上がりましたから、
やっぱりそうだよなと再確認できました。
固いストライクもどきから、柔らかい真のストライクに脱皮するためには、
マッサージ感覚はかなり有効でしょう。

また、コンバティブな状況でも、マッサージ感覚で相手をストライクすることで、
相手の攻撃的な意識や緊張とぶつからない、リラックスした対処が可能になると思います。
数年前のザイコフスキー師の来日セミナーのテーマだった
「非対称な反応」がやりやすくなる気がします。


今回のクラスではそのようなコンセプトで練習してみて、かなりの手応えがありました。
とはいえ、マッサージ関連については、まだまだやり残した内容も多いため、
次回のクラスでも引き続き、この路線での練習を続けていきたいと思います。

 

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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