4月23日(土)のシステマ南埼玉では、
先週末のミカエル東京セミナーの1日目の内容をシェアした。
セミナーの内容のシェアということで興味を引いたのか、
参加者が多く集まり、充実した練習ができて楽しかった。
まず、目を閉じて恐怖感と向き合うブリージングウォークから始めて、
基本的にミカエル東京セミナー1日目の内容を
そっくりそのままなぞる形でクラスを進行してみた。
ただ、セミナーの時には自分が手応えを感じたワークでも、
参加者の反応が微妙だったものもあった。
具体的には、与えられた痛みの反応として起こる怒りや不快感、緊張などの感情を
自分の中に入れず、他の人にパスするワーク。
全体的に、ネガティブな感情をパスされても何も感じない人が多かった。
自分はセミナーの時にビンビン感じたんだが…
みんな、インターナルの練習が不足しているのかも!?
最近のシステマ南埼玉では、あえてインターナルワークを控えて
システマの基本をじっくりと練ってきたが、
そろそろインターナル強化期間を設けてもいいかもしれない。
また、システマ群馬のN呂IiTが披露した武神館仕込みの痛め技には驚いた。
爪の生え際を強く締め上げたりと、エグい痛め技を連発。
怒りをパスする余裕もなく鋭い痛みでパニックになってしまい、ワークが成り立たなかった。
その一方で、N呂IiTをキツく攻めても平然としている。
N呂IiTによると、痛みを脳に伝える神経回路を切っている感じらしい。
武神館、恐るべし…
※ システマだけでなく、武神館12年(四段)などの豊富な武術経験を持つ
N呂IiTは、群馬県伊勢崎市を拠点に「システマ群馬」を主宰しています。
お近くの方でシステマに興味がある方は、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
↓詳しくは、システマ群馬のブログをご覧下さい。
http://systemagunma01.blog.fc2.com/
一方、スラップ(平手打ち)された時に沸き起こる怒りや痛みを
拍手で打ち消すワークは、なかなか受けが良かった。
ミカエルによれば、拍手をすると幸せホルモン(セロトニンのこと?)が分泌されるらしい。
「幸せなら手をたたこう」という歌があるが、手をたたけば幸せになる、ともいえそう。
自分はセミナーの時にこの話を聞いて、目からウロコが落ちる思いがした。
こういったシステマならではの精神コントロール法は、
戦いなどの非常時だけでなく、仕事や家庭などの日常生活の中でも
大いに役立つだろうと思う。自分も普段から積極的に活用していきたい。
クラスの後半はセミナーと同様に、ナイフワークをみっちり行った。
ナイフの捌きという緊張しがちな状況の中で、
精神~体のコントロールが適切にできているかを
実践的に検証してみた。
クラスの最後には、次の週のシステマ風掛け試しの予行演習として、
今回のクラスで学んだ感覚を活かした自由攻防をやってみた。
ナイフを使っても使わなくてもよいという条件で。
自分のとっさの思いつきでやってみたが、みんなすぐに適応していて感心した。
システマ南埼玉の中で、掛け試し感覚がだいぶ浸透してきている様子。
時間の都合でシステマ風掛け試しは3セットしかできなかったが、
最後まで楽しくできて良かった。
来週のシステマ南埼玉では本格的に、「第4回システマ風掛け試し」を行う予定。
参加者のレベルもかなり上がってきたことだし、以前よりさらに充実した
システマらしい自由攻防ができそうだと期待している。