6月2日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。
このクラスでは、5/26(土)・5/27(日)の
ミカエル師・ダニール師の東京セミナー
「ザ・システマ・マスタリー・セミナー3」
の内容を早速、シェア・復習してみました。
参加者5名の内、4名がセミナーに参加していたため、
復習もかなり捗りました。
それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
・・・一部のワークしか紹介していませんが、
今回のクラスでは、このような内容でやってみました。
クラスの冒頭でまず、セミナーの感想を聞いてみたところ、
人それぞれ、注目するポイントが違い、
なるほど、こういう見方もあるんだな、と参考になりました。
具体的なワークをやってみても、人によって相手のコントロールの仕方が違いましたし、
組む人によって簡単に崩せる場合、なかなか崩せない場合もあり、勉強になりました。
「相手の手の平をつかんだ状態で、相手の身体全体をコントロールする」
というワークをやる時、自分としては、相手の緊張を感じた上で、
重心移動で崩したり、相手の構造に角度をつけたり、
インターナルフォームでコントロールしたり・・などなど、様々な方法を試しました。
(他の参加者は、その人なりに、別の方法を試したことでしょう。)
これらの個々の手法にフォーカスすると、
それだけで1つのシステマのクラスが成り立つくらいです。
今年のセミナーで教わったワークは、
そのような術理をいくらでも自由に試すことができるわけですから、
とてもよく出来ているなと感心させられます。
昨年の富士山合宿の「第1・第2・第3のワーク」と同様に、
非常に多様な要素を盛り込める奥深いワークだなと改めて感じました。
このようなワークは、噛めば噛むほど豊富な滋味が出てくるスルメのようなものですから、
何度も繰り返し練習して、しゃぶりつくしたいものだと思いました。
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このように、今回のクラスでは、
セミナーの内容を忠実になぞるような形で練習しましたが、
最後の締めくくりとして、セミナーでは行わなかった
フリーワーク(スパーリング)を追加しました。
というのも、実際の戦いの場面では、
相手の手の指をつかめるようなラッキーな状況は、
滅多に起きないと思うからです。
セルゲイ・オジョレリフ師は数年前の来日セミナーで、
相手の指をつかめた状況は「神様からのプレゼント」のようなもので、
指を攻めることで一瞬にして相手を制圧できる、と語っていました。
それだけ、千載一遇のチャンスということです。
今年のセミナーで、ミカエル師が
「相手の手の平をつかんだ状態で、相手の身体全体をコントロールする」
というワークを教えたのは、相手を崩してコントロールする術理を
学びやすいからだと思います。練習用のワークとしては非常に素晴らしいといえます。
しかし、約束事を決めたワークの段階でうまく出来ても、
そこから学んだ原理や術理を自由攻防や実際の戦いの場面で生かせないと、
武術としては身につかないと思うんですよね。
だから、今回のクラスでも、ワークから学んだことを生かしやすいように
打撃なしのレスリング中心の形式でフリーワークを行ってみましたが、
参加者からすれば、それまでの練習から、いきなり大きく飛躍した印象があったようです。
自分としては、セミナーの時点から、
「この術理はテイクダウンやストライクにも生かせるな・・」
などと考えながらワークを行っていたので、
フリーワークをやる時にも、特に違和感はなかったんですが。
今回のクラスに限らず、システマ南埼玉ではほぼ毎回、
最後にフリーワーク(スパーリング)を行なっていますが、
クラスで練習した要素を自由攻防でうまく活用できるか
テストするために実施しています。
ワークではうまく出来ても、
スパーリングになると中々うまくいかない・・という場合も
もちろんありますが、そのようなリアルな経験を通じて
様々な課題が見つかり、実際に使える武術が身につくのだと思います。
余談ですが、漫画版の「君たちはどう生きるか」が
最近のベストセラーになっているようです。
システマ修行の上でも、セミナーやクラスで学んだ原理や術理を、
自由攻防や実際の戦いの状況で
「自分はどう生かすか」と常に考えながら練習すると
上達が格段に速くなるのではないかと思います。
(西嶋はずっと、その意識を持って練習しています。)
システマ南埼玉は今後も引き続き、システマ界のコペル君として、
「実際に使える武術」としてのシステマを探求していきたいと思います。
よろしくお願いします。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:30~24:00
木曜(夜練) 22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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