12月9日(土)に行った通常クラスの感想を備忘録として書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

このクラスは年末のせいか少人数でしたが、
以前の常連のA井さんも久しぶりに来てくれて(半年ぶりくらい?)、充実した練習ができました。

練習メニューもストライクの攻防を中心に、自分好みの実戦的な内容で、
参加者も格闘好きの人達だったので、内容を非常に濃くできました。
毎回、これくらいのクオリティで練習したいと思いますね。

それではご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

 

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【12/9(土)システマ南埼玉の練習風景①】   システマ南埼玉の発足当初から重視してきた身体意識を活用して、プッシュと受け流しを行いました。身体意識を活用するほど、プッシュも受け流しも効果が増していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【12/9(土)システマ南埼玉の練習風景②】   同様に、システマ南埼玉で重視してきた身体意識を活用したストライク。身体意識に沿って重み・動きを流し込む感覚で打ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【12/9(土)システマ南埼玉の練習風景③】   システマは戦う際にも基本的に無構えですが、ストライクが飛び交うくらいに近い間合いでは、腕が適度に上がっている必要があります。その際、間合いに応じた腕の上げ方としては、相手に握手するような感覚でやると、良い具合になります。

 

 

 

 

 

 

 

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このワークでは、その感覚での腕の上げ方を練習した上で、そこからのストライク、ディフェンスなど、様々な形で実験してみました。こちらは、接近しながら握手する感覚で、ストライク・ポジションに腕を上げたところ。

 

 

 

 

 

 

 

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握手感覚で腕を上げていると、突然の攻撃も捌けます。

 

 

 

 

 

 

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これくらい間合いが詰まった状況で腕が下がったままだとよくないと、数年前の来日セミナーでヴラディミア師は言っていましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【12/9(土)システマ南埼玉の練習風景④】  拳によるストライクの捌きの練習。ブロックしてしまうと、バキバキドカドカとドラゴンボール的なぶつかり合いになり、膠着しがちです。

 

 

 

 

 

 

 

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ストライクをブロックせず、体の重心移動も使いながら柔らかく受け流し・・・

 

 

 

 

 

 

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良いタイミングでカウンターを返す動きを練習しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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12/9(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】  クラスの最後の恒例のフリーワーク。今回は参加者が少人数だったので、総当たりでやってみました。まずは、久しぶりに参加のA井さんと自分との対戦。

 

 

 

 

 

 

 

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A井さんは以前のようにストライクをガシガシと跳ね返したり、腕をブンブン振り回して攻めダルマ状態になることが減り、だいぶ柔らかく動けるようになっていたので驚きました。

 

 

 

 

 

 

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男子三日合わざれば刮目して見よ、というくらいの進歩を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【12/9(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】  続いて、常連のMさんとA井さんの対戦。

 

 

 

 

 

 

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Mさんは実戦力強化クラスを何度か受けていることもあり、結構、良い感じに仕上がっている印象です。

 

 

 

 

 

 

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A井さんも鋭い攻撃があり、なかなか良いスパーでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【12/9(土)システマ南埼玉の練習風景⑦】  最後は、自分とMさんとの対戦。

 

 

 

 

 

 

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けっこう白熱していました。

 

 

 

 


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昔なつかしの骨法スタイルも繰り出してみたりしました。

 

 

 

 

 

 

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カウンターを取り合ったりも。

 

 

 

 

 

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楽しく自由攻防できました。このようなスパーはなるべく毎回やりたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・画像では紹介していないワークもありますが、
大まかには以上の流れで、このクラスでは練習してみました。

他のトレーニンググループがどのような練習をしているかはよく知りませんが、
システマ南埼玉は、「システマ風掛け試し」も含めて、
スパーリングやフリーワークを割とよく実施しているグループだと思います。
(まあ、西嶋がそのような実験的な自由攻防が好きだから、頻繁にやっているわけですが。)

ただ、通常の練習では良い動きをしていても、
自由攻防になると、どう動いていいか分からず、グダグダになる人が結構います。

緊張のために力と力のぶつかり合いになったり、
下手な空手やキックみたいな動きになったり・・なども
自由攻防でよくありがちなパターンだといえます。

自分としては、トロント本部のヴラディミア師やゼットラー兄弟がやっているような、
流れるような華麗な動きによる自由攻防が理想です。
もちろん安全性には配慮しつつも、楽しくエキサイティングなフリーワーク
やりたいと常々思っているんですが、システマらしい自由攻防はなかなか難しいものです。

 

また、つくづく思うのは、高度で繊細な感覚・動き・技法ほど、
ストレスが強くなる実戦に近い状況では、使いこなすことが難しい、ということです。

例えば、インターナルフォームやアンコンタクトワークなども、
自分はちょくちょく自由攻防の中で試したりしていますが、
うまい具合に効果が出ることもあり、失敗することもあり、なかなか結果が安定しません。

ザイコフスキーのような達人なら分かりませんが、
自分の今の練度では、
クラスの中でのスパーなら試せても、
路上でいきなり暴漢に襲われる…といった緊迫したガチの状況では、

あまりに高度な動きは使う気にはなりません。
それより、自分が確実に使いこなせる基本的な動き、
体から自然に出てくる動きで対処すると思います。

だから、「実戦力強化月間」と設定した12月のシステマ南埼玉では、
高度で繊細すぎる動きや感覚の練習はとりあえず置いておいて、
まずは、ごくごく基本的な身体意識・感覚・動きにフォーカスして練り上げ、
それを確実に実戦の中で使いこなす、というコンセプトで練習することにしました。

高度な感覚や動きを練ることにより、
システマの可能性を広げる方向性ももちろん大事にしていますが、
ひとまず、今までの練習の中で自分の中に築いてきた
基礎の部分を最大限に活用することで、あらゆる実戦的な状況に対処していく、
という考え方も重要だと思います。

例えば、高級食材を取り寄せて、手間暇かけて、凝りに凝った料理を作るより、
冷蔵庫に常備されているありふれた食材で、ササっと手早く、
美味しい手料理を作る・・という感じですかね。

数学に例えると、インターナルフォームやアンコンタクトワークなどが
微分・積分くらいのレベルだとしたら、
せいぜい掛け算・割り算くらいのレベルの意識・感覚・動きで
実戦的な状況に対処する
、ということです。

実生活の中では大抵の人は、微分・積分ができなくても、
足し算・引き算・掛け算・割り算で十分に用が足ります。
そのように、システマ南埼玉の発足当初から重視してきた
基本的な身体意識を練り上げ、活用することで、

あらゆる状況に対処できる、というコンセプトで12月は練習していくことにしました。

そのような方針で今回のクラスを実施したわけですが、
ストライクの攻防での実戦対応を練習してみて、なかなか手応えがありました。

特に、久しぶりにクラスに参加したA井さんを見ると、
自由攻防の中での動きがだいぶ上達していたのには驚きましたね。

システマ南埼玉に定期的に参加している人は、
今までにさんざん積み重ねてきた基盤があり、
良い材料はすでに持っているわけですから、
あとは料理の仕方を実戦向けにアレンジすれば、
目覚ましく動きが向上するんじゃないかと思います。

 


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システマは基本的に、普遍的・汎用的な原理を学ぶものですから、
テクニック的なことは個人でそれぞれ工夫すればいいと思います。

とはいっても、いきなり自由攻防になると、戸惑う人も多いですから、
12月を「実戦力強化月間」と位置付けてみました。

これから12月も後半になりますが、引き続き、
西嶋が今までに様々に工夫してきた手法をシェアすることで、
システマらしい戦い方にはこういうやり方もあるんだなと、
実戦用法の実例の参考としていただければと考えています。

今後はストライクだけでなく、テイクダウンなども含め、
様々な形に展開していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)     22:30~24:00
木曜(夜練)     22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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