2月17日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
このクラスでも前回に引き続き、2月初めに実施された
ヴラディミア・ザイコフスキー師の『状況把握と正確性』セミナー
(システマジャパン主催)の内容を復習・シェアしてみました。
今回はセミナー2日目のメニューを練習する予定でしたが、
前回のクラスに参加していないIさんが来たこともあり、
最初に、インターナルフォームの概念を説明したり、
体に呼吸を満たし、意識を体から外に広げるワークなどを行いました。
前回と同様に、まず、インターナルフォームが体をリードする動きが
できるようになるための、良いステイトを作ることに注力してみました。
そして、参加者の皆さんのステイトが仕上がってきたのを確認した上で、
セミナー2日目のメニューへと展開していきました。
それではご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。
・・以上、主なメニューしか取り上げていませんが、
今回のクラスではこのような内容で練習しました。
練習を振り返ると、クラスの後半でシェアした
セミナー2日目のメニューはもちろん、武術的に高度で充実した内容でした。
しかし、それらのメニューを成り立たせるための準備として行った
クラス前半のワークの方がより重要だったなと、しみじみと思います。
システマでは、行為や実際の動き(do)よりも、
それを生み出すための状態・ステイト・在り方(be)の方が大事だと思いますが、
特にインターナルワークを行う場合はなおさら、
良いステイトをじっくりと作る必要があります。
そのような意図で、クラス前半に様々なメニューを行いましたが、
その中でも、呼吸のワークは特に参加者の反応が良かったです。
ザイコフスキー師がセミナー前の特別クラスで紹介した
「肺いっぱいに空気を吸い込むが、外から見えないようにする呼吸」をやったわけですが、
全身の血行が良くなって、リラックスして活力が湧き、
体全体に意識が通る感覚があったのではないかと思います。
この呼吸は、自分も普段の生活の中でちょくちょく練習していますが、
大変素晴らしい効果を感じています。
自分が気功も修行してるせいかもしれませんが、
この呼吸をやると、下丹田がものすごく熱くなり、
気のエネルギーが高まって、小周天ルートに気を回しやすくなります。
自分はシステマと気功と、なるべく混ぜないようにして練習していますが、
特にインターナルワークをやると共通する部分も多いため、
良い意味で相乗効果が出ることがよくあります。
システマの他に太極拳も修行しているIさんも、インターナルワークを練習すると、
ほとんど気功と同じじゃないかと感じることが多い、と言っていました。
最近の自分は仕事で忙しく、気功修行のために
長時間の站椿や瞑想などをやる余裕はありませんから、時間を省略できる意味でも、
ザイコフスキー師が紹介した呼吸法には大いに助けられていますね。
このように、ザイコフスキー師から教わった
様々なワークを通じて、充実したステイトを養ったおかげで、
クラス後半に練習したセミナー2日目のメニューの際にも、
予想以上に参加者の皆さんの動きが良く、手応えがありました。
インターナルフォームによる動きの可能性をますます感じました。
ザイコフスキー師から教わったことを地道に練習し、血肉化していけば、
とてつもない領域にいけるのではないかと、ワクワクしてきますね。
名人達人に至るための道程が明確に示された感があります。
他の武術では奥義や秘伝ともいえる高度な内容を、
システマは誰にでも気軽に教えてくれますが、
そのオープンな姿勢は素晴らしいなと改めて感じました。
次回のクラスでも引き続き、ザイコフスキー師の東京セミナーの内容を
シェアして総仕上げとする予定ですから、
興味がある方はぜひ、遊びに来て下さい。よろしくお願いします。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:30~24:00
木曜(夜練) 22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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