7月21日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。

(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

前回のクラスで「キックの練習はあまりやらないんですか?」という質問を受けたため、
今回はかなり久しぶりにシステマの「キック、レッグワーク」をテーマに練習してみました。

システマ南埼玉のクラスではあまりやる機会はなくても、
自分としてはキックを非常に重視していますし、
自宅では、ほぼ毎日のように練習しています。

最近、改めてキックの精度を上げようと思っていたこともあり、
今回のクラスは自分のタイムリーな関心にも合致した内容になったため、
楽しく充実した練習ができました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

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【7/21(土)システマ南埼玉の練習風景①】 普段からよくやっている「動きの究極ワーク」のキック版。足から目標まで、最短距離で、あらゆる方向・速さで、重みを流し込むような感覚でキックします。

 

 

 

 

 

 

 

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椅子の角なども目標として活用しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【7/21(土)システマ南埼玉の練習風景②】 歩いて来る人をプッシュキックで崩すというワーク。

 

 

 

 

 

 

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相手の足の荷重の変化により、効果的に崩せる部位・方向・タイミングが変わるため、かなり難しいワークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【7/21(土)システマ南埼玉の練習風景③】 人をボールに見立て、プッシュキックを活用して、サッカーをやってみました。

 

 

 

 

 

 

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先日のクラスではプッシュで同じことをやったので、キックでもやってみようと思いました。なかなか面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【7/21(土)システマ南埼玉の練習風景④】 キックをつかまれた時に、柔らかいローリングなどで逃げる練習も行いました。

 

 

 

 

 


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こういう状況はありがちですからね。

 

 

 

 

 

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しかし、蹴り足をキャッチされた瞬間に足首を極められる場合もありますから、条件反射的にローリングで逃げるのも危険です。相手の動きを感じながら、柔軟に対処を変えることが重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【7/21(土)システマ南埼玉の練習風景⑤】 ホールドしてくる相手をキックで崩した上でテイクダウンするワーク。

 

 

 

 

 

 

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キックのタイミングが早すぎると崩しにくくなります。

 

 

 

 

 

 

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相手を十分に引き付けてから、さりげなくキックすると・・

 

 

 

 

 

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簡単に崩すことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【7/21(土)システマ南埼玉の練習風景⑥】 クラス終盤に、キック有りの総合スパーを行いました。まずは、常連のMさんと新人のK君の対戦。

 

 

 

 

 

 

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なかなか良い感じでキックの攻防をしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【7/21(土)システマ南埼玉の練習風景⑦】 続いて、自分とMさんの対戦。

 

 

 

 

 

 

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以前は拳でのストライク中心のスパーをよくやっていましたが、キック有りにすると、動きの幅が広がって面白いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【7/21(土)システマ南埼玉の練習風景⑧】 最後は、自分とK君の対戦。

 

 

 

 

 

 

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K君は若手らしく積極的に攻めてくるので、楽しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

・・・一部のワークしか紹介していませんが、
今回のクラスでは、このような内容でやってみました。

システマのプッシュキックやキックといっても、
拳でのプッシュやストライクと動きの原理は変わりません。
しかし、蹴るという行為の際は片足で立つことになりますから、
バランスを崩しがちですし、緊張も入りがちです。
従って、キックは拳でのプッシュやストライクより難しいといえます。

そのため、実際にキックをする前に、
まずは片足立ちでリラックスして安定して立つ練習から始めました。

自分はシステマ修行を始めた当初から、朝の歯磨きをしている最中に片足立ちをして、
上げた足でフィギュア8をしたり空蹴りをしたりする習慣をずっと続けています。
そういった長年の習慣により、今ではほとんど腕や拳と変わらない感覚で、
脚や足を自在に使えるようになりました。

そのような自分が実際にやってみて効果があったキックの練習法をシェアしてみました。
キックをクラスのテーマとして練習する機会は今後もそう多くないでしょうから、
細かいテクニックというより、システマのキックを養うための
トレーニング法、練功法を伝えることに重点を置きました。
日常の習慣として取り入れれば、キックの精度が格段に向上するでしょうから、
ぜひ励行していただければと思います。

キックのための安定した立ち方や、足の動かし方などの基礎的な内容をシェアした後は、
キックの様々な実際的な活用法を練習しました。
そして、クラス終盤には、キック有りの総合スパーも行いました。

今回のクラスに参加した常連のMさんの感想としては、
「システマのキックは非常に効果的だから、
練習して積極的に使わないともったいない!」
とのことでした。
新人のK君も、キックの練習は面白かったと好評でした。

足を腕や拳と同じ感覚で自由に使いこなすことができれば、
システマの動きの幅が格段に広がりますから、
今後のクラスでもしばらくの間、キックの練習を続けようと思います。

また、クラスの終盤に行っているフリーワーク(スパーリング)でも、
今後はなるべく、「キックも有り」にしようと考えています。

もっとも、システマのキックの動きに慣れていない段階で
無理にキックを使おうとすると、
床を踏んで腰を回して蹴り込むような、
空手やキックボクシング的なキックになりがちだという懸念もあります。

そのような状態でキック有りの攻防をやると、
中途半端な空手やキックボクシングのスパーのようになってしまい、
だったら最初から素直に空手やキックをやったらいいんでは・・ということになりかねません。

自分自身も、そのような状態にならないために、
朝の歯磨きの時間に、ついでにキックの練習もしてしまう・・というように、
普段の生活の中で、システマらしいキックの動きを身につけるように習慣づけています。

長年にわたり練習してきた実感としては、
週に1~2回、1~2時間みっちりとキックの練習をするよりは、
5分くらいの短時間でも毎日キックの練習をした方が、身に付きやすい思います。

あくまで西嶋の個人的な感想ですが、参考にしていただければ幸いです。よろしくお願いします。

 

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システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:30~24:00
木曜(夜練)    22:30~24:00
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

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