4月16日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
4月16日(土)に、久しぶりにシステマ南埼玉の通常クラスを実施しました。
コロナ状況を考慮して1月半ばから活動を休止していましたから、
ちょうど3ヶ月ぶりのクラス開催となりました。
1月半ばの中断前のクラスでは、システマの「呼吸」の基本を練習したため、
その流れで今回も「呼吸」をテーマにした練習を発展させようか、とも考えました。
しかし、思うところあって、
今回は「コネクト感覚」をテーマとした練習をすることにしました。
というのも、最近はロシア〜ウクライナでキナ臭い状況になっているため、
ロシア武術を修行する者としては、非常に悲しい気持ちがしています。
この戦争は一刻も早く終結してほしいものだと思うと共に、
この機会に改めて、ロシア武術・システマの素晴らしさを自分でも感じたいと思ったため、
今回のクラスでは「コネクト感覚」をテーマに練習することに決めました。
システマの原理・要諦としては、
呼吸・リラックス・姿勢・動き続ける、という4大原則を中心として、
細かく挙げれば、様々なものがあります。
その中でも、自分が特に重要だと考えるのが「コネクト感覚」です。
2010年にモスクワ本部のザイコフスキー師の来日セミナーに参加して、
そのコネクト感覚の素晴らしさに驚嘆して以来、
自分はその習得に取り組んできていますから、
システマ南埼玉のクラス再開の際の練習のテーマとしては、うってつけだと思いました。
また、相手とコネクトする、という行為は、
自分自身がリラックスした良い状態(ステイト)でなければ、難しいものです。
そのため、久しぶりにシステマのクラスをリードする自分の今の状態が、
どの程度まで仕上がっているかを計るリトマス試験紙的な意味でも、
「コネクト感覚」をテーマにしようと考えました。
今回のクラスの参加者は自分のほか、
古株のIさん、常連のSさん、体験参加2回目のEさん、の4名。
自分を含めて、全員が合気道の経験者でした。
自分はスティーブン・セガールに憧れて、合気道を半年ほど齧った程度ですが、
他の人達は、かなりやり込んでいた様子です。
システマ修行者の合気道の経験率はかなり高い印象があります。
おそらく、結構な親和性があるのでしょう。
自分はクラス休止期間の3ヶ月ほどは自主練しかしておらず、
また、3月の仕事の最繁忙期には最低限のフィジカルトレくらいしかやれていませんでした。
そのため、久しぶりの対人練習でどの程度出来るかという不安もありましたが、
思ったより相手と良い感じでコネクトできて、ホッとしました。
一人稽古でも、正しい方向性の練習をやっていれば、
ブランクがあってもシステマ力、コネクト力はあまり落ちないなと安心しました。
また、今回のクラスで対人練習を行う中で、
急速に以前の良い感覚が戻ってきましたから、
久しぶりにクラスで稽古仲間と練習できる幸せを感じました。
クラスの終盤には、「フリーワークの中でのコネクト感覚」という高度な内容にも取り組みました。
難しく感じた方もいましたが、自分としては、これくらいのレベルの練習を続けていれば、
システマの上達が速くなるだろうと、手応えを感じました。
システマの初心者から中級者~上級者まで、
「コネクト感覚」を練習することで非常に得るものが大きいですから、
今後のクラスでも引き続き、この方向性の練習を続けようと思いました。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:00~23:30
木曜(夜練) 22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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