5月21日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
この日は、天候も微妙だったせいか参加者が少なく、
クラスが5回目のKさんとマンツーマンの練習になりました。
Kさんはまだシステマ歴は浅いですが、
さすがに柔術を10年にわたり修行してきただけあって、
基本的な格闘センスが備わっている印象です。
Kさんのシステマの術理の吸収の速さには驚きます。
システマと柔術の親和性の高さも関係しているのかもしれません。
クラスのテーマとしては、テイクダウンを中心に
色々なメニューをやろうと考えていましたが、
マンツーマンの練習になると、平日のシステマ夜連のように
相手の様子や自分の気分に合わせて、自由にメニューを組み替えられます。
今回は、Kさんの動きを見て、途中から
「緊張を追う」という術理にフォーカスして練習してみました。
クラスの前半に、手首や腰を真っ直ぐにするフォームの確認に時間を掛けたためか、
Kさんはプッシュの精度・効果も含めて、短時間で一気にレベルアップした感がありました。
その上で、「緊張を追う」という一貫したテーマで、
テイクダウンやレスリングをを練習すると、Kさんの動きがみるみる向上していきました。
1回のクラスでの実力の伸び率という意味では、
今回のKさんが、ここ数年で一番かもしれません。
プッシュやレスリングのスパーをしても、かなり歯応えがあって面白く感じました。
自分もシステマ夜練のような充実した濃い練習ができて、満足感がありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このクラスの少し前、5月19日(木)の晩に行ったシステマ夜練の際にも、
1回のクラスの中で、常連のOさんの動きが
飛躍的に向上しているのが感じられて、大きな手ごたえがありました。
システマは、細かい技術的な練習は重視せず、
動きや感覚の重要なエッセンスを身につけるための練習が中心です。
クラスに参加するたびに毎回、練習する内容が変わりますから、
初心者の方は、システマを理解しづらいと感じたり、
習得するのが大変だと思うかもしれません。
しかし、いったん気づきを得たり、感覚を掴んでしまえば、
短時間・短期間で一気にレベルアップできるという速習性は、
システマの大きな魅力の一つだと思います。
自分も、4月にシステマ南埼玉のクラスを再開して、
対人練習を重ねていくたびに、
鈍っていた感覚が蘇ったり、新たな発見があり、
システマの練習はやはり、とても面白いな・・と実感しています。
今後はおそらく、コロナ状況を懸念したり
仕事の都合によりクラスを休止することは当分ないと思いますから、
定期的にクラスを続けていくことで、
練習仲間と一緒に着実にレベルアップしていけそうだと
楽しみな気持ちになりますね。
—————————————————————————–
◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:00~23:30
木曜(夜練) 22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
—————————————————————————–