かなり日が経ってしまいましたが、
9月30日(土)に行ったクラスの感想を備忘録として書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)
このクラスでは、ノンコンタクトワークを中心に練習しました。
クラスを開催した当時、ミカエル師のノンコンタクトワークの動画が
SNS上など一部で話題になっていたため、
それなら久しぶりにじっくりとそのテーマで練習してみようと思いました。
2019年のミカエル師の”The Origin” 東京セミナーの内容を復習する形で稽古しました。
このセミナーに参加した時も、自分はシステマを長く修行していて、
ノンコンタクトワークの効果には疑いの気持ちはなかったですが、
一般の人には触れずに飛ばすという神秘系のように捉えられそうな
リスキーなテーマをよく選んだものだな、とは思いました。
しかし、セミナーに参加してみて、素晴らしい内容だと感心したものでした。
※↓【参考記事】2019年 ミカエル&ダニール・リャブコ 東京 ”Origin” セミナーの感想
http://systema-minamisaitama.com/?p=63413
今回のクラスを開始した時、この時期は仕事の最繁忙期ですから、
連日の寝不足やストレスや緊張が溜まっていて、心身の状態はかなり低調でした。
だから、ノンコンタクトワークが可能な良い状態に高めるまでに時間がかかりそうだと思いました。
しかし、ミカエル師の東京セミナーでやっていたように、
会場を芋虫運動で何往復もしたり、四大運動を何十回もこなす内に、
かなり早く良い状態に仕上がりました。
地味な基礎練を意識の感度を上げながら高精度にこなす効果を感じました。
そして、いわゆるインターナルフォームが優位な状態で各種のワークを行いました。
今回、2019年5月のミカエル師の東京セミナーから4年半ぶりに復習してみたわけですが、
さすがに自分のレベルも上がっているようで、
当時に比べてノンコンタクトワークが成立する率が高まっていました。
触れずに飛ばすことにこだわらず、相手の全体を捉えて、
中に動きを入れられれば、非接触でも可能になることもある、という感じです。
その際に、うまくいかなかったらどうしよう?
という疑いの気持ちがあるとまず成功しませんし、
じっくりと相手の源を捉えられた感覚が来るのを待って、
静かな、自信のある動きでアプローチする必要があります。
インターナルワークをやる際は、忍耐力が必要ということが改めてよく分かりました。
以前は、ノンコンタクトワークの練習をする際、
まだ相手の中に繋がっていないのに性急にアプローチしようとして、
失敗することが多かったものです。
野球のバッターがボール球に慌てて手を出しまくって、
どんどん打撃フォームを崩してしまうような状態になりがちでした。
それよりも、打てそうにないボールは見逃して、
自分のポイントにボールが来るのをじっくり待った上で、
落ち着いて好球必打する感覚でインターナルワークをやると良さそうだと思います。
その延長線上に、ノンコンタクトワークもあるのかなと。
実際、その感覚でやると、以前より大分、成功率が上がりました。
自分はこのクラスで、今年一番くらいの良い感覚が得られてラッキーでした。
一年の中で最も状態が悪くなる繁忙期では、
システマのクラスで溜まった緊張を解放するだけで精一杯になることが多かったものですが。
練習相手のEさんも、今年一番のよい仕上がりでした。
次週は仕事の都合でクラスをお休みにしないといけないのが残念でしたが、
それ以降のクラスでも、今回のクラスの流れでまた練習しようかなと思いました。
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◆システマ南埼玉◆
月曜(夜練) 22:00~23:30
水曜・木曜(夜練) 22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00
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