5月18日(土)に行ったクラスの感想を書いておきます。
(特に、クラスに参加した方は、復習の参考にしていただければと思います。)

このクラスでも前回に引き続き、GW中に参加した
ミカエル・リャブコ師 & ダニール・リャブコ師
東京 ”Origin” セミナーでのテーマである
「ノンコンタクトワーク」の練習をしました。

といっても、セミナーのワークをそのままなぞったわけではなく、
参加者の皆さんの進歩が感じやすいように、
いろいろと工夫しながらクラスを進行しました。

前回のクラスではひとまず基本的な練習内容から発展させて、
ノンコンタクトワークに進めてみましたが、
このクラスでは1つ1つのワークの時間を長めにとって、じっくりと深めていきました。

それでは、ご参考までに、このクラスの練習内容の一部を
画像とキャプションでご紹介します。

 

 

【5/18(土)システマ南埼玉の練習風景①】 普段からよく行なっているプッシュと受け流し。今回は、① なるべく筋肉を使わない、② 重心移動を使う、③ フォームを使う、の3つの方法でやってみました。

【5/18(土)システマ南埼玉の練習風景①】
普段からよく行なっているプッシュと受け流し。今回は、① なるべく筋肉を使わない、② 重心移動を使う、③ フォームを使う、の3つの方法でやってみました。

 

 

 

 

 

 

 

①~③のどのやり方も、相手とのコネクトが大事です。まて、③ のフォームを使うと、プッシュの物理的なストロークがごく短かかったり、拳をほとんど動かさなくても、相手を崩せます。

①~③のどのやり方も、相手とのコネクトが大事です。また、③ のフォームを使うと、プッシュの物理的なストロークがごく短かかったり、拳をほとんど動かさなくても、相手を崩せます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【5/18(土)システマ南埼玉の練習風景②】 今度は、いわゆる「第1のワーク」を、① なるべく筋肉を使わない、② 重心移動を使う、③ フォームを使う、の3つの方法でやってみました。

【5/18(土)システマ南埼玉の練習風景②】
今度は、いわゆる「第1のワーク」を、① なるべく筋肉を使わない、② 重心移動を使う、③ フォームを使う、の3つの方法でやってみました。

 

 

 

 

 

 

 

③のフォームを使うと、受け手の体勢が崩れたままの状態でも、攻め手をテイクダウンできます。動きの幅が大きく広がりますね。

③のフォームを使うと、受け手の体勢が崩れたままの状態でも、攻め手をテイクダウンできます。動きの幅が大きく広がりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ごく一部のワークしか紹介していませんが、
 このクラスではおおよそ、このような内容でやってみました。

他のインストラクターの方々も言っていますが、
ノンコンタクトワークを成功させるためには、
「フォーム」の感覚が非常に重要だと思います。

フォームという概念・感覚には人によって様々な解釈があると思いますが、
自分としては、脳の意識とは異なる「身体の意識」のように捉えています。

ノンコンタクトワークを成立させるための手法は簡単なものから難しいものまで
いろいろとあるんでしょうけど、少なくとも、ミカエル師やザイコフスキー師ほどの
高精度のノンコンタクトワークを実現するためには、
相手のフォームを捉えて、確実にコネクトする必要があるだろうと思います。

また、相手のフォームにアプローチしてコネクトするためには、
まずは自分自身のフォームを感じて、自在に操作できないと厳しいでしょう。

従って、このクラスの冒頭では、
過去
のセミナーでザイコフスキー師から教わった
フォームを強化するワークを行いました。
具体的には、
呼吸とともにフォームを濃く強くして、
周囲の環境全体に広げていく・・というワークです。

そして、フォーム主導で動く練習を行った上で、
プッシュと受け流しや、「第1のワーク」「第2のワーク」などに発展させました。

このクラスを通じて、自分としては、
ノンコンタクトワークに関する仮説がかなり検証できて、手応えがありました。
ノンコンタクトで相手をコントロールする成功率や精度も
以前よりは大分上がってきたように思いました。

4月末のモスクワ本部でのシステマ修行から帰ってきたSさんが言うには、
ノンコンタクトワークといってもやはり、
「呼吸」「リラックス」「姿勢」「動き続ける」という
四大原則が非常に大事だと思う、とのことです。
そういった基本をしっかりと練習していけば、
ノンコンタクトワークもできるようになるのでは、とも語っていました。
その意見には、自分も全面的に同感です。

ノンコンタクトワークは普段の練習の延長線上にあるものであり、
それだけを目的に練習するというよりは、
システマが上達すれば結果として出来るようになる、という形が望ましいでしょう。

相手に触れずにコントロールする・・という現象だけを追い求めれば、
「月刊ムー」的な怪しい世界に入ってしまう危険性がありそうです。

そのような変な方向に行かずに、
リアリティのあるノンコンタクトワークを実現するためにも、
普段の練習を地道に重ねて、基本を十分に練っておくことが必要だろうと思いました。

——————————————————————————

システマ南埼玉

月曜(夜練)    22:00~23:30
木曜(夜練)    22:00~23:30
土曜(通常クラス) 9:30~12:00

——————————————————————————